有罪と、AIは告げた 中山七里 (著) 小学館 (2024/2/14) 1,760円

緊急出版! 人工知能は罪を裁けるのか

東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円は、日々の業務に忙殺されていた。

公判、証人尋問、証拠や鑑定書の読み込み、判例等の抽出、判決文作成と徹夜が続く。

東京高裁総括判事の寺脇に呼び出された円は、ある任務を命じられる。中国から提供された「AI裁判官」を検証するというものだ。

〈法神2〉と名付けられたその筐体に過去の裁判記録を入力する。

果たして、〈法神〉が一瞬で作成した判決文は、裁判官が苦労して書き上げたものと遜色なく、判決もまた、全く同じものだった。

業務の目覚ましい効率化は、全国の裁判官の福音となった。

しかし円は〈法神〉の導入に懐疑的だった。

周囲が絶賛すればするほどAI裁判官に対する警戒心が増す。

そんなある日、円は18歳少年が父親を刺殺した事件を担当することになる。

年齢、犯行様態から判断の難しい裁判が予想された。

裁判長の檜葉は、公判前に〈法神〉にシミュレートさせるという。

データを入力し、出力された判決は――「死刑」。ついに、その審理が始まる。

罪は、数値化できるのか。裁判官の英知と経験はデータ化できるのか。

連載、即緊急出版! 目前に迫るあり得る未来に、人間としての倫理と本質を問う法廷ミステリー。

日々進化し続ける人工知能。

AI裁判官が実務を行うようになったら――という現実の半歩先を行く「IF」をどんでん返しの帝王が描きます。

裁判官の倫理と英知、正義とはなにかを考えさせられる、今こそ読んでいただきたい傑作です。


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