新しい死後のありかた。「堆肥葬」がスタンダードとなる日

カリフォルニア州で、「人間の遺体の堆肥化」が合法に

3年前の2019年、「人間の遺体の堆肥化」がワシントン州で合法になりました。

その後コロラド州やオレゴン州などに広まり、今度はカリフォルニア州でも認められるようになったらしいのです。

堆肥となって家族の元へ

人間の遺体を堆肥にするのは、火葬や土葬などに代わる新たな埋葬方式。

遺体を藁やウッドチップなどで覆って鉄の棺に入れ、約30日間保管すると堆肥になるんだそう。

最終的に堆肥がどうなるかというと、家族のもとへと戻されるのです。

堆肥は花壇に混ぜたり寄付をしたりなど、さまざまな使い方ができるとのこと。

火葬や土葬よりも環境に優しい

“堆肥葬”が広がりを見せている大きな理由は、火葬や土葬と比べて環境にやさしいから。

火葬は1回につき約540ポンド(約245kg)の二酸化炭素を排出するし、土葬は遺体の防腐処理材が土壌に広まってしまう可能性があるんだそう。

悲しみも和らぐ?

いっぽう、遺体を堆肥にすれば環境への負荷を抑えられて、植物の成長も助けられます。

捉えようによっては、これからの時代に適した埋葬方法といえるでしょう。

また、遺された側は「別れは悲しい。でも、これからは新たな命を育んでいくんだ」と捉えることで、悲しみが和らぐ可能性もあります。

“堆肥葬”は、もしかしたら人にもやさしいのかもしれない??。

ネットの声

「エコだけど、さすがにちょっと引くなあ。30日で骨までたい肥化できるのかな。わたしなんて栄養過多で植物が傷みそうだわ!せめて庭ではなく国有林とかで撒くとかにしてほしい。」

「樹木葬という言葉を聞いた時も、「ほぉー」と思いましたが、堆肥葬というのも結構衝撃的です。でも、ま、時代に合っているといえばそうかも。日本ではもう少し先の話にはなりそうですが。」

「「北斗の拳」のとあるシーンを思い出した(画像は省略)」

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