ダイエットで気にしたいのは“体脂肪率”と“筋肉率”

ダイエット中に意識すべきは「体脂肪率」と「筋肉率」

ダイエットを始める際、必ず行うと言ってもいいことが体重を測定することです。

ダイエットの成功の基準としてみなさんは、体重が減った、増えたで一喜一憂していませんか??

ダイエット中の測定で重要なことは、体重を見ることではありません!!

ここでは、ダイエット中に重要視してみてほしい項目や測定のタイミングをご紹介します。

【測定時に見るべきは、体脂肪率と筋肉率】

なぜ体重そのものが重要でないかというと、本当に重要なことは、体重が標準値にあるのかではなく、体脂肪と筋肉のバランスだからです。

例えば、体脂肪が落ちても筋肉が落ちてしまっては、引き締まった身体にはなりません。

極端に言いますと、体脂肪と筋肉が落ちてしまっては、ダイエットではなく、身体の衰弱と言っても過言ではないからです。

筋肉が落ちてしまっては、体力も落ちますし、基礎代謝も落ちてくるので良いことがありません。

ご自宅の体重計で筋肉率が出ない場合は、少し手間がかかりますが、計算してみて下さい!

体重と体脂肪率が分かれば計算出来ます。

〈筋肉率の計算方法〉

ここで一つお話したいのが、筋肉量と筋肉率の違いです。

筋肉量は、純粋に筋肉そのものの重さですね。それに対して筋肉率は、体重に対する筋肉量の割合のことを指します。

◆体重計で筋肉量が出る場合

筋肉量÷体重×100=筋肉率

(例)体重55kg 、筋肉量17kgだった場合

17÷55×100=約31%

筋肉率が31%になります。

◆筋肉量が出ない場合

体重×体脂肪率=体脂肪量

体重-体脂肪量=除脂肪体重(体脂肪を除いた体重)

除脂肪体重÷2=筋肉量

おおよその数字になるので注意して下さい。

筋肉量÷体重×100=筋肉率

(例)体重55kg 、体脂肪率30%だった場合

55×0.3=16.5kg
55-16.5=38.5kg
38.5÷2=19.25kg

19.25÷55×100=35% になります。

ぜひ自分に当てはめて計算してみて下さい!!

1ヶ月ごとに計算して、筋肉率が落ちていないか確認しましょう。

体重は毎日チェックすることは重要ですが、筋肉率の測定は1か月に1回程度で構いません。

そして、測るときは、必ず朝起きてトイレに行った直後に測定するようにしましょう。

このタイミングが一番、食事やその日の行動に左右されずに正確に測定ができます。

【計算後にチェックすること】

計算をした際に確認したいのが、以前と比較して体重・筋肉率・体脂肪率がどう変化したかです。

〈体重と体脂肪率が落ちていて、筋肉率が維持または、上がっている場合〉
これは、成功ケースです。筋肉量でみると数字は変わっていないかもしれません。

もしくは落ちている場合もあります。しかし、筋肉率にすると前より上がっていれば安心して下さい!確実に成功への道を辿っていますよ。

〈体重、筋肉率が落ちていて体脂肪率が維持または、増えている場合〉
これは、一番最悪なケースです。

一件、体重が落ちているのでうまくいっていると思いがちですが、筋肉率が落ちてしまっては、痩せやすい身体どころか、太りやすい身体になっているだけでなく、体力も落ちます。

食事制限だけで行っている人に多いか傾向にあります。運動、食事のバランスを見直す必要があります。

体重だけをみるのでなく、体脂肪率と筋肉率をみて判断する癖をつけましょう。

筋肉率が落ちてしまう原因は、単純に運動不足や運動方法が間違っていたり、栄養面がしっかりと摂れていなかったりする可能性が高いといえます。

自己流で行うのではなく、専門家の人やしっかりと調べて実践していく必要があります。



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