
「運動すると老ける」って本当?ウワサの真偽に運動指導のプロが答えます。
「運動すると老けると聞いたんですけど本当ですか?」という質問を、先日お客様からいただきました。
「老い」や「アンチエイジング」は、日頃運動指導を行なっている筆者自身も関心の高い話題です。
目次
「老ける」って具体的にどんなことを指しているの?
そもそも「老ける」とはどういうことでしょうか。
年齢よりも見た目が若々しく元気な印象の人もいれば、20代でも老けた印象を持たれる人もいます。
試しに「どんなときに老けたと感じますか?」と質問したところ、「以前より疲れやすくなったとき」「シワが目立ったり、お尻が垂れてきたとき」「ものを覚えるのに時間がかかるとき」と答える人が多かったです。
つまり、単純に年齢を重ねるということではなく、体力や見た目と認知機能の衰えから「老けた」と感じるということなのではないでしょうか。
もちろん他にも「老ける」の定義はあると思いますが、ここでは「筋肉が落ちる(減る)」ことを「老ける」と定義したいと思います。
運動してないのに水を1日2リットルも摂る必要なし!
ガブ飲みしすぎ水太り女子
特徴
・好き言葉は「めぐる体」
・体内の水を入れかえるイメージでいる
・水素水がマイブーム#ダイエット #綺麗 #あるあるネタ— プロフェッショナルアドバイザー1級@相互フォロー (@rYZI7fmm2IgS2qp) May 3, 2022
有酸素運動をすると老けるの?
例えば、ランニングを例に挙げてみましょう。
走ることによって余計な脂肪が落ち、心肺機能や脚の筋力が向上します。
すると、見た目がスリムになったり階段の上り下りが楽に感じたりするようにも。
これは「老ける」とは逆に、あきらかに「若々しい」状態になったと言えるのではないでしょうか。
しかし、外でランニングをすると紫外線を浴びることになります。
紫外線も20分程度ならビタミンDの活性化に繋がると言われていますが、長時間紫外線を浴びてしまうとシミそばかすなどの原因にもなります。
また、過体重の人や筋力不足の方が無理にランニングすると膝を傷める可能性もあります。
さらに心拍数が高すぎる状態でのランニングは、活性酸素が発生しやすくなり体の細胞を傷つけ老化を早めると言われているので、注意が必要です。
老化防止
栄養 睡眠 運動 ストレス
食べ過ぎ 寝すぎ 運動しすぎ ストレスをため込む
何事にも 自分に合った やり方でほどほどにマイペース
自分の体は 自分自身で守らないと。
— 木曾檜と秋田杉 (@KisoAkita) March 7, 2021
筋力トレーニングをすると老けるの?
筋力トレーニングを週1~3週回程度+適度な重さで全身トレーニングを行えば筋肉がついていくでしょう。
すると、身体が引き締まるだけでなく、体力向上や健康増進の効果が見込めます。
そのため、筋トレのアンチエイジング効果は高いと考えています。
このように筋トレを行うことで老けてしまう可能性は低いですが、あまりにもハードなトレーニングは老化を呼び寄せることもあります。
例えば、激しすぎるワークアウトは活性酸素を発生させやすくします。
また、無理な重さで毎日のように筋力トレーニングをするとケガをするリスクも高まりますし、反対に月に1回程度の筋トレでは頻度が少なすぎて効果が見込めません。
それから、筋肉を育てるためには食事や睡眠も大切な要素です。
いくら筋トレをしても、筋肉に送られる栄養と適切な休息が取れなければ思うような結果は出ません。
また、エネルギーが欠けた状態で筋トレをすると、育てたかったはずの筋肉が分解されやすくなり、本末転倒の結果になってしまうこともあります。
この筋力の低下は老け見えの原因にもなるので、オーバーワークは絶対に避けましょう。
運動のしすぎ、逆に全く動かないでいると、身体の中で老化が進みます。
適度な運動が生活習慣病を予防するし、若々しくいられる秘訣。
ウインドウショッピングでもポケモンでも良いから、歩こう!
— ゆかり@自己愛UP自信UP幸福度UP (@nakarinpt) December 15, 2018
「適量が大切」
現代人は基本的に運動不足です。
日本人のフィットネスクラブの参加率が約4%と考えると「運動で老ける」という心配をするよりも、運動でのメリットの方が多いと思います。
そのため、「運動をすると老けるのか?」という疑問に対する筆者の答えは、「何事も適量が大切!」です。
心肺機能を向上させ、自分の体重をちゃんと支えられる身体づくりのためにも、ぜひ運動を継続してください。