観光客に誘拐された少女、56年ぶりに家に戻る
4歳のときに誘拐された女性が56年ぶりに兄弟と再会したというニュースがイギリスで報道されました。
同時に波乱万丈の彼女の人生が全世界で話題になったのです。
女性はなぜ誘拐されたのか、どういう経緯で家族と再会できたのでしょうか。
目次
4歳の少女がさらわれる事件が発生
イギリス人少女スーザンの両親は、とある旅行者の家族に「スーザンをアメリカのディズニーワールドへ連れて行ってあげたい」と申し出を受けました。
スーザンがとても喜んでいたため、両親は2週間の約束でその申し出を快諾。
しかし、それはまったくのうそで、スーザンはそのまま旅行者に連れ去られてしまったのです。
当時スーザンは4歳。
彼女の両親はその後、二度と彼女と会えなくなりました。
成長したスーザンがついに真実を知ることに……
誘拐犯は周囲にスーザンのことを「養子」だと説明。
そのまま彼女を連れてカナダやオーストラリア、ニュージーランドを転々としたというのです。
彼女が16歳のとき、真実が発覚します。
彼女のパスポートを申請するために「実の両親」の署名が必要となったことから、父親を演じていた男性が「養子ではなく誘拐した」ことを彼女に告白したのです。
しかし、彼女は実の両親を探すことなく、そのままの生活を続けることを選択。
当時を振り返り、スーザンはこう語っていました 。
「私はとても愛されて育ち、世界中を旅していました。私は本当に幸せだったのです」
友人のアドバイスでついに兄弟と再会!
その後、スーザンはオーストラリアでハミルトンという男性と出会い結婚します。
3人の子供と4人の孫に囲まれ、幸福に暮らしていました。
しかし、その間もスーザンの本当の両親は50年にわたり、愛するわが子を探し続けていたのでした。
ある日スーザンは、養子縁組みをした友人から「イギリスにいるあなたの家族はどんな気持ちでいるのだろう」と質問されます。
それを機に、実の家族に思いを巡らせるようになったスーザン。
夫のハミルトンの助けを借りて、Facebookの地元グループに問い合わせの投稿をすると、わずか30分で本当の兄弟が見つかったのです。
2022年9月、スーザン夫妻は渡英し、6人兄弟のうちの4人と56年ぶりに再会できたそうです。
まさに、事実は小説より奇なり
残念ながらスーザンの母親はすでに他界していたそうですが、無事に本当の兄弟と再会を果たせました。
これからの人生、スーザンが兄弟と親交を深めていくことを願うばかりです。
ネットの声
「「旅行者」に子供を預けて海外に行かせる親の感覚がよくわからないけど、運が良かったのか悪かったのかよくわからない話。」
「これ美談にしちゃダメだろ」
「今更….人の親、孫まで持つ身になってようやく自身の親の事を想う? 他人事ながら不快な記事」