美人尼僧・野寄覚令氏の「毒舌説法」が話題に
一家離散から高級風俗嬢経て出家した〝令和の瀬戸内寂聴〟
歯切れ良く的を射たアドバイスで〝令和の瀬戸内寂聴〟の異名を取る、真言宗密教の尼僧・野寄覚令(のより・かくりょう)氏。
水商売から高級風俗嬢を経て、2020年に得度。
7月4日からは大阪・MBSラジオで、冠番組「尼のよりんの朝の説法千本ノック」(月、火曜、前5・00)がスタートするなど、注目が高まっています。
目次
30歳で出家
幼少期に父親から虐待を受けるなど家庭が崩壊し、10代から自力で生きることを余儀なくされました。
大学をすぐに中退して、キャバクラを経て高級ソープに勤務。
20歳で結婚、23歳で離婚も経験。
その後30歳で再婚した現在の夫に紹介される形で師僧に出会い、出家に至ったのです。
インスタグラムで同じ子育て世代から寄せられた悩みに答える中で、独特のワードセンスと切れ味を誇る〝毒舌説法〟が話題に。
野寄氏がもっとも意識しているのは、力のある言葉を最初に繰り出すことだという。
「一番最初に心に残る言葉を出していかないと皆さん忘れてしまうので。どういう表現をしたらずっと心に置いておけるのかなと考えることが多かった」と明かしました。
新番組?7月4日(月)朝5時???
『尼のよりんの朝の説法千本ノック』作家で実業家の荒川裕二と、元風俗嬢という異色の経歴を持つ尼、 野寄覚令(通称のよりん)によるお悩み解決トーク番組です。愛と笑いの処世術をお届け?
お悩みはコチラまで?ama@mbs1179.com
番組HP?https://t.co/OY5Tk5U9P6 pic.twitter.com/5h6qymnC9T— MBSラジオ (@1179mbs) June 30, 2022
力が磨かれたのは「正直、水商売時代ですね」
「衣装を変えて場が変わると〝もう1人の自分〟を降臨させやすかった。短い時間で気に入ってもらえないと、次はない世界だったので…。追い詰められると出る言葉のエネルギーってすごいなと。追い込まれることで言葉を紡ぐという訓練になりましたね。自分の中の〝引き出し〟もすごく増えました」
としみじみ語っていました。
ラジオ番組のスタートと説法集発売
間もなくスタートするラジオの初収録を終えた野寄氏は「初めてで冠番組で、もっとめちゃくちゃ緊張すると思ったんですけど、1ミリも緊張することなく終えることができました」と大物ぶりを発揮。
さらに21日には、ラジオでもタッグを組む作家・荒川祐二氏のプロデュースを受け、説法集「だから、あなたは愛されないの」も発売と、関西の朝から、新たな〝のよりん旋風〟が吹き荒れようとしています。
ネットの声
「品行方正とまでは言わなくても普通に生きるのさえ難しい人達は世の中に結構いますからね。それが環境のせいだろうが本人達の甘えからだろうが、そもそも人間は弱いものだからしょうがない。そういうものを乗り越えてきた人の言葉が足掻いている人達にとって救いになるとイイですね。」
「宗派によって坊主にするしないとかあるのかな?それとも寂聴さんが有名なだけでそもそも女性の場合は坊主にしなくてよかったのか。」
「生臭尼僧ですよ。人に説法するってやっぱりそこそこの歳を重ねないと説得力ないですよ、お水畑を渡って来たキャリアでどんな説法をするのかな?所詮キワモノ話しではないの?寂聴2世とか言うけれど元々寂聴さんだっていわゆる本当のお坊さんの講話とは異質なものだったように思うけどね、男女のはなしが多かったんじゃない?観客として見るなら確かにキワモノは面白いけどね。いわゆる本当のお坊さんからは、ひんしゅくを買うんじゃないの?」
だから、あなたは愛されないの。 野寄覚令 (著) 光文社 (2022/7/20) 1,540円
Instagramフォロワー3・6万人! SNSで大人気! !
元高級風俗嬢、家庭崩壊、一家離散を経た現役毒舌尼のぶっとび説法!
この本は、人生という海で溺れるあなたが最後に?む藁であり、私はその踏み台です。
【はじめに】より
この本は、人生という海で溺れるあなたが、最後に?む藁であり、私はその踏み台です。
なぜ、この本が掴む藁であり踏み台なのかと言いますと、
あなたがどれだけイマイチでも、鈍臭くても、美人でも、ブスでも、育った家庭がヤバ目でも、性格破綻者でも、社会的成功者でも、
墓場まで持っていく覚悟のやらかした過去があろうとて、
私は心の底からそんなことはどうでもいいと思っているからです。
私は幼少期から両親の小競り合い、暴走、暴言、殴り合いをずっと間近に見てきて、
男女とは……を考え始めた年齢は5歳頃でしょうか。
さらにぶっちゃけますと、その結果、家庭崩壊して、一家離散し、十代で自分の力で生きていかなければいけなくなった結果、
「宗教法人 水商売」に入信しまして、ジャンルとしても最後の砦である、例のあの泡泡ランドに所属していたこともあります。 それもあって、これまで多種多様な男と女を見てきましたし、
千差万別な珍事とも、山ほど遭遇してきましたね。 また出家してからは、1万件以上の方のご相談に乗り、
ひどい時は妻と夫、さらにその親それぞれが個別で相談をしてくるという、
ナニコレ珍百景みたいなこともありました。
文系? 理系? いえ、カオス系です。
つまり得意科目はカオス、カオス大学主席です。
ゆえにあなたの不幸という不協和音に一切の感情移入もせず、淡々と幸せという方向性にベクトルを調律しようと思っています。
著者について
1987年 長崎県生まれ 真言宗密教の尼。 幼少期に家庭崩壊し、一家離散。10代から自力で生きることに。
以降、高級風俗嬢や風俗店運営をし、20歳で結婚。が、23歳で離婚。
その後「まともに」生きていくために、一般企業に勤めてみたり、さまざまなビジネスにチャレンジして、少しでもまともな人間になれないかを常に模索する20代を過ごす。
そんな中で師僧と運命の出会いを果たし、四柱推命や易、様々な占術による運命鑑定を学び、この世は目には見えない大きな力によって動かされていることを知る。
後に始めた、家系鑑定は募集と同時に半年先まで満席。何千家系とその一族のエネルギーの流れをみていく中で、より深く真理を追求したいと思い立ち出家。女性たちの相談を主に受け付け始めると、評判が評判を呼び、瞬く間にその人数は1万人を超える。
現在は再婚をして、2歳の女の子と1歳の男の子の母でありながら、2020年3月から始めたInstagramでは、女性の悩みに答える現役女性尼による、「毒舌説法」でたちまち人気が爆発。”毒舌ぶっとび尼”として、わずか1年半で3万人以上のフォロワーを獲得。
2021年6月、子育て世代の女性を主とした、「この世どころかあの世も網羅した愛と笑いの処世術サロン」を開設。限定300人の定員が即日ソールドアウトとなる。2022年6月現在では約700人の規模となっている。
本作が初の著書。