“ちびまる子ちゃん”の新作が4年ぶりに発売

完結の『ちびまる子ちゃん』4年ぶり続巻10月発売へ 完全新作7編を収録

2018年12月発売のコミックス17巻で完結した国民的漫画『ちびまる子ちゃん』の続巻が、約4年ぶりにコミックス18巻として10月25日に発売されることが決定しました。

18巻に収録されるのは、「天女のはごろも伝説の巻」「ハロウィンパーティーをやろうの巻」など、完全新作7編となっています。

脚本をコミック化

これは、2018年8月に亡くなった原作者・さくらももこさんがテレビアニメ用に書き下ろしていた脚本を、アシスタントとして、さくらプロダクションで長年を支えた小萩ぼたん氏が作画を担当し実現したもの。

「自分で書いた脚本を漫画で残したいと少しずつ描き始めていたさくらの遺志を引き継ぎ、新たな形で皆様にお届けしたい」というさくらプロダクションと、「さくら氏が遺した作品を漫画にしたい」という集英社「りぼん編集部」の強い思いで誕生しました。

死去後も作品が掲載

さくらさんが2018年に亡くなったあとも、2019年10月発売の『りぼん』11月号にて新作『ちびまる子ちゃん ハロウィンパーティーをやろうの巻』が掲載され、その後、不定期で『ちびまる子ちゃん』の作品が掲載されていた。

コミックは累計3,200万部

『ちびまる子ちゃん』は、1986年に少女漫画雑誌『りぼん』で連載を開始。

静岡県清水市(現・静岡県静岡市清水区)を舞台に、そこに暮らす一家・さくら家の次女である小学3年生のまる子(さくらももこ)と、家族や友だちとの日常を、楽しく面白く、時に切なく描いた心温まる作品。

コミックスはシリーズ累計発行部数が3200万部を超えています。

ネットの声

「作品自体は残るんだよね、作者ご存命のうちに完成していなくとも。
これは作画が違う方によるものではあるけど、内容を考えたのがさくらももこ氏であるから、「原作」としてちゃんと成立しているから問題は無い気はする。」

「これをきっかけにもし読む機会があれば、さくら先生の「漫画のひとりずもう上下」を読んでください。実話ベースですが小学校を卒業してもさくら先生はまるちゃんだったんだなと。たまちゃんとの友情が描かれていてとても感動的な話になってます。それから「わたしの好きな歌」これも個人的には大好きな話です。絵描きのお姉さんはさくら先生を投影していたんだなと感動しました。」

「長寿アニメは原作者死後、独り歩きする。つまり、スタッフ達が好き勝手に新しい作品を作り放題になるのだ。
原作者が生前に、「いつまでも守って欲しい」と言う遺言に従って、漫画やアニメを存続させるが、逆に「終わらせて欲しい」と言う遺言残しても、その遺言を封印、破棄したり、また遺族に、「先生の遺向はわかります。しかし、この作品は今の日本、いや、世界に必要なのです」と、無理やり説得して、存続を認めさせている事も考えられる。
それが本当なら、無理に存続は望ましくない。
いや、無理に継続させても、存続に限界が必ず来ると思う。」

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