頭皮は顔などと比較して、皮脂腺や汗腺がとても多い部分です。
そのため、皮脂や汗が多く出てしまうのです。
顔と頭皮はつながっているので、顔が脂性の人、ニキビや吹き出物が出やすい人は、頭皮も脂性であることが多いといえるでしょう。
脂性の頭皮になってしまう原因には色々あります。
まず、「シティスキン症候群」というものがあります。
これは、様々な化学物質を体内に取り込んでしまうことで、体の抵抗力が衰えていって、皮脂の分泌に異常が出てくるものです。
そして食べ物です。
甘いものをたくさん食べると、皮脂の分泌が過剰になっていきます。
糖分は脂肪に変化し、体に蓄えられるようになるからです。
果物なども、果糖と呼ばれる糖分が多いので、食べ過ぎると脂性の頭皮になりやすくなるのです。
また、脂漏性皮膚炎や、薬の影響などから皮脂が過剰分泌してしまうこともあります。
脂性の頭皮は、シャンプーして10分くらいで脂が指についてくる頭皮の状態です。
症状としては、脂の固まったような大きなフケが出てくることがあるのです。
このようなフケが毛穴に詰まってしまうと、毛穴が炎症を起こすこともあります。
さらに皮膚の病気の可能性もあります。
また、吹き出物やしっしんなどの皮膚のトラブルが出やすくなるのです。
もちろん、これらの症状を抑えることで脂性をある程度克服することができます。