どんがら 清武英利 (著) 講談社 (2023/2/17) 1,980円

トヨタエンジニアの反骨

会社のために働くな。

「絶対に売れない、儲からない」と言われた、時代に逆らう最後のスポーツカーを、命がけで造り上げた男がいる。

日本最大の自動車会社・トヨタでもがき、苦しみ、サラリーマンでありながらも夢を追い続けるエンジニアたちの、心ふるわすノンフィクション。

スポーツカー「86」「スープラ」の復活を手掛けた元トヨタチーフエンジニア・多田哲哉を主人公に、技術者やその家族の苦闘と人生の喜びを描いた「週刊現代」の人気連載「ゼットの人びと」を大幅に加筆修正。

これまで秘密のベールに包まれてきた、トヨタエンジニアの牙城「技術本館」内部で繰り広げられる人間模様、スポーツカー開発の詳細なプロセス、そしてトヨタを世界企業に押し上げた歴代チーフエンジニアたちの「仕事術」にも、綿密な取材で肉薄する。スポーツカーファンのみならず、人生と仕事に悩むすべての人へ贈る物語。

「若い頃 車にハマり給料の半分以上を毎月つぎ込む生活をしていた自分には、凄く面白い本でした。イジってナンボで金をかけまくっていた時 改造前提で車種を選び、足回り交換も自分でやり、マフラー交換時焼けたネジが外れなくて困ったり パワーチェックシートを壁に貼って飾ったり。青春を思い出しました。今50才くらいの車好きは読んだ方が良いです!」

「86所有しているので、誕生した時系列が詳しく書いてあり。これからも、86大切にドライビングします。」

「口の悪い人からは自社製ではないとも言われる86とGRスープラ。
とは言え、単独ではラインナップを増やせなかったであろう現在、共同開発という形も使ってスポーツモデルを多く持つメーカーになったトヨタのお話です。
社内政治に企業文化が違うメーカー同士のやり取りは、エンジニアの技術論ではなく広くビジネスの世界での参考になると思います。
色々な葛藤の中で成し遂げる精神力,忍耐力には驚愕ですが、その陰で苦悩している姿もあり興味深く読む事ができました。」


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