死の森の犬たち アンソニー・マゴーワン (著), 尾﨑愛子 (翻訳) 岩波書店 (2024/3/25) 2,200円

原発事故後のチェルノブイリの森でたくましく生きぬいた子犬のゾーヤと、その子ミーシャ、そしてゾーヤの飼い主だった少女ナターシャの運命を追う壮大な物語。

野生のオオカミやクマやヤマネコがすむ森でくりひろげられる動物たちのスリルあふれる冒険の歳月を、カーネギー賞作家が生き生きと描く。

挿絵はキース・ロビンソン。

著者について
アンソニー・マゴーワン Anthony McGowan

1965年、イギリスのマンチェスター生まれ。幼少期をリーズ郊外の田舎で過ごす。哲学の博士号を取得後、大人向けの小説でデビューし、YA文学や児童文学、ノンフィクションなどで幅広く活躍している。『Henry Tumour』で2006年ブックトラスト・ティーンエイジ賞受賞、『荒野にヒバリをさがして』で2020年カーネギー賞受賞。『アナグマの森へ』(以上、徳間書店)、「アニマル・アドベンチャー」シリーズ(静山社)が邦訳されている。ロンドン在住。

尾﨑愛子(おざき・あいこ)
東京生まれ。東京大学教養学部イギリス科卒業後、児童書出版社の編集者を経て、東京大学大学院総合文化研究科にて学術修士号取得。大学院在学時より児童書の翻訳家として活動開始。訳書に『クレイジー・レディー!』(福音館書店)、『オンボロやしきの人形たち』(徳間書店)、『シリアからきたバレリーナ』『アンナの戦争』(以上、偕成社)などがある。


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