PASMOの払戻手数料が220円に…

PASMO払戻手数料12日から220円 「ごく短期間」だけ利用、大量廃棄が問題に

首都圏の交通系ICカード「PASMO(パスモ)」の残高を払い戻す際に、220円の手数料が発生するようになりました。

実施は3月12日から。

通勤で公共交通機関を使う回数が減ったり、スマートフォン向け公式アプリ「モバイルPASMO」を使うようになったりしたことでICカードの返納を考えている人は注意が必要です。

払戻手数料は220円

鉄道会社やバス会社で構成するPASMO協議会は昨年12月、無料だったPASMOの払戻手数料を220円とする方針を発表していました。

駅の窓口などで手続きをする際に、チャージした残高とデポジット(預り金)の合計額から手数料を差し引いた分が返金される形になります。

残高が手数料を下回ったときはデポジットのみを返金されます。

また、クレジットカードの機能を持つ一体型PASMOの場合にはデポジットの返金がないとしています。

再利用は考えていない

以前、PASMOの払い戻しには210円の手数料がかかっていましたが、2014年4月に廃止されました。

担当者は「廃止以降、購入後ごく短い期間で払い戻され、多くのカードが廃棄されているという現状から、払戻手数料を再設定することにした」と理解を求めたのです。

払い戻しに伴って回収されたPASMOの廃棄を避けるには、利用履歴を削除して新規のPASMOユーザーに利用してもらうといった方法も考えられますが、PASMO協議会はこうした形の再利用について「特段していない」としています。

デポジット不要の「Suica Light」

交通系ICカードを短い期間だけ使いたいというニーズは小さくありません。

JR東日本は1月、地方自治体や旅行代理店などの法人を対象に有効期限付きの「Suica Light」の販売を開始しました。

従来のSuicaと同じように交通機関や店舗での支払いに使えますが、500円のデポジットが不要で、使用できるのが最長6カ月間に制限されているのが大きな違いです。

同社は、Suica Lightが地方自治体の交通費補助事業や修学旅行といった団体旅行で利用されることを想定しており、一般消費者向けには販売しないとしています。

ネットの声

「この場合「なぜそういった事が起きるのか」検証していると思うが、払い戻し手数料を設定するのが解決に繋がるとは思いにくいな。
「通勤で公共交通機関を使う回数が減ったり、スマートフォン向け公式アプリ「モバイルPASMO」を使うようになったりしたことでICカードの返納を考えている人」と記事にはあるが、そもそもその手続きをするのが面倒だからでは?
チャージを使いきってあとはポイ。デポジットは微々たるもの、もしくは払った事さえ忘れているのではないか。」

「身内に確認するとPASMOが使用開始時には払戻手数料が有ったそうですよ。無記名のPASMOを海外からの旅行者が使いきったからと駅にPASMOを数名で返却に来ていたと聞いてます。返却の場合は書類作成し預り金のデポジット代500円を返すそうです。忘れたから取り敢えず券売機で購入して使いきったので帰りにPASMOの払戻しする方がいると聞きました。」

「PASMO導入時から通勤定期として利用しはじめ、今ではコンビニほか飲食店、薬局など利用範囲が広がり便利さを実感しています。チャージもセブンでできるので旅先でも利用しています。
鉄道、バスは関東圏が主であると思っていましたが、博多の地下鉄でも使用できました。」

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