寂聴さんには、大切なものがたくさんあった。
後世に残したい京都の自然や歴史ある街並み、伝統芸能。
時代が変わっても忘れてはいけない子供の躾や食の安全、弱者へのまなざし。
いつまでも守り続けるべき日本人の心と平和な毎日。
そして、宇野千代や水上勉、丸谷才一ら親しかった人たちとの思い出の日々–。
『命あれば』瀬戸内寂聴 著
寂聴さんが残したかった京都の自然や街並み。時代を越え守りたかった日本人の心と平和な日々。人生の道標となる珠玉の傑作随筆集。 pic.twitter.com/KJMTFimDGs— 新潮文庫 (@shinchobunko) February 28, 2022
寂聴さんは、うつり行く世の中をどのように見つめてきたのか。
20年以上にわたって書き続けられた随筆の中から、62編を選りすぐった傑作集。
混迷の時代を生きる私たちに、これから先、歩んでいくべき道筋を指し示してくれる1冊。
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