命あれば 瀬戸内寂聴(著) 新潮社; 文庫版 (2022/2/28) 572円

寂聴さんには、大切なものがたくさんあった。

後世に残したい京都の自然や歴史ある街並み、伝統芸能。

時代が変わっても忘れてはいけない子供の躾や食の安全、弱者へのまなざし。

いつまでも守り続けるべき日本人の心と平和な毎日。

そして、宇野千代や水上勉、丸谷才一ら親しかった人たちとの思い出の日々–。

寂聴さんは、うつり行く世の中をどのように見つめてきたのか。

20年以上にわたって書き続けられた随筆の中から、62編を選りすぐった傑作集。

混迷の時代を生きる私たちに、これから先、歩んでいくべき道筋を指し示してくれる1冊。


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