新・国債の真実 高橋洋一 (著) あさ出版 (2021/9/9) 1,540円

中国の急台頭、新型コロナ禍など、日本経済の環境は激変し、先行きが極めて不透明になっている中、再び国債への注目度が高まっています。

豊富な資料を基に国債のこれからを解説します。

「財務省が国債発行よりも増税を進めるのは彼らの天下り先確保が理由だというのが本当ならあまりにも情けなく、国民無視の利己的振る舞いと言える。」

「バランスシートが理解できると、メディアや財務省の不思議なトリックに引っかからなくてすむというもの。
簡単なことだけど、ころっと騙されている人は多いのではないでしょうか? 国債を通じて国と日銀と銀行の基礎的な関係を把握することができますし、簡易な文章で解説してあるので、中学生程度でも十分に理解できると思う。
本書をきちんと把握したうえで、今後ニュースなどで知る内容を検証することも可能だと思います。自分の頭で考えるための基礎を簡単に知る上で有用な本です。
複式簿記を知っていると理解しやすいですが、逆にこの本をきっかけに複式簿記、さしずめ簿記3級程度を目指すと良いのかも…」

「財務省の人間が、意図的に国債の真実が分からないフリをしているのは良く分かる。
だが、本書を読んで国債の正しい概念、現代の金融論の本質を理解できる人が何人増えるだろうか。
多分、それ程多いとは思わない。
何故なら、本書に書かれた経済理論、金融論を現実的に理解する為には、筆者が最も重要と指摘している「合成の誤謬」に気付き、道徳的、生理的感覚の転換を求められるからです。
これが案外難しい。
倹約は美徳、借金は悪。こんな個人生活に必要な道徳とは異なる世界。
通貨発行権がある政府が国債を発行して流通通貨を増やす事が経済発展を促す、この概念がなかなか理解できない。
麻生太郎が国債発行は政府の借金であり国民が貸主だ、と言いながら国債償還は将来的な次世代への付け回しだ、と矛盾する説明をするのを見てもそのことがよく分かる。
さて、これからも天才高橋洋一氏が、小太りのおっさんの格好のまま、ジャンヌ・ダルクの様に新たな自由の旗を掲げ、我々を導いてくれることを願って止まない。」


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