看護師は今も昔も売り手市場の職業です。
その根底にあるのはいつの時代も看護師が不足しているからに他なりません。
毎年3万人の看護師が誕生しているとのことですが、退職している看護師も多く、この場合は定年退職も含まれるのですが、看護師の需要は増すばかりのようです。
看護師にとっては引く手あまたの現在の状況は嬉しい限りですね。
Contents
看護師は転職に強いんです
看護師が転職する理由というのはどういったことでしょうか。
一つには転職のしやすさというのがあります。とにかく看護師という職業を続けていればありとあらゆる職場が待っているのです。
ですから、今の職場は給料が安いからもっと給料がもらえる職場に転職したいということも自由自在でしょう。
職場での人間関係が悪くなったから居づらいので転職するということも簡単にできるのです。
それもこれもとにかく看護師を募集している病院が多いから成せることなのです。
また、数多くの看護師専門の転職サイトがあることも看護師の転職のしやすさを後押ししていると言えます。
それでも転職する前に考えて欲しいこと
看護師という職業は転職に強いのは言うまでもありません。
しかし、転職するにも注意したい点が一つだけあります。それは新人時代はしっかりとキャリアを積むということです。
看護師の資格を得て病院などに勤めた場合はまずはキャリアを積むことが求められます。
新人研修を数ヶ月受けて各部署に配属されるのですが、病院勤務も種類がたくさんあります。
内科、外科、産婦人科、泌尿器科などがそうですし、外来、入院病棟、救急病院など多種多様です。
このような部署を約3年の間に転々とすることになります。
そこでさらに適材適所で勤めていくことになるのです。大きな総合病院などではすべての職場でのキャリアを積ませます。
それが約3年ということですね。
一般の仕事でも3年で一人前ということですから、看護師の世界もまさに同様なのです。
看護師は引く手あまたで売り手市場なのですが、できることなら3年でしっかりとキャリアを積んで転職するようにしましょう。
転職は即戦力が求められます
中途採用で看護師を募集する病院は即戦力を求めています。
ですから、新人看護師の間はできるだけそこで看護師としてのキャリアを積んでおく必要があるのです。
看護師を中途採用で募集する病院は新人研修などといったことは考えていません。
あくまでもすぐに仕事に就いて欲しいのですから、即戦力の看護師が必要なのです。
何度でも転職できる?
看護師の募集がある限り何度でも転職ができます。
それが国家資格の強みと考えてもいいでしょう。
しかし、一般の仕事でもそうですが、転職を繰り返す人を企業がそれほどほしがるでしょうか。
人となりを見ることは当然ですが、病院でも転職を何度もしている看護師を採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないかと疑心暗鬼になってしまうでしょう。
看護師の心得としてもいくらでも仕事があるのだから、というのではなくしっかりとこの職場で仕事をするという意識が大切なのです。
まとめ
看護師という職業はまさに引く手あまたと言えます。
それはネットの転職サイトの多さを見てもわかります。
しかし、そこにあぐらをかいていつでも好きな時に転職ができるからという考えではいけません。
どこの世界でも転職回数は少ないに越したことはありません。
転職したならその職場でしっかりと勤めを果たすという意識が大切なのです。
もっとも転職する理由として「キャリア形成」という理由付けができるのが専門職の強みでもありますね。