酵素と一口で言っていますが、酵素には代謝酵素、消化酵素があります。
これらの酵素は体の中で複雑に作用して、人の体を整えてくれるます。
この酵素が体内で不足してくると、どのような体調の不調が起きてくるのでしょうか。
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酵素不足が招く不調や病気
まず、代謝酵素が不足すると、心配されるのが糖尿病です。
この代謝酵素が不足すると、血糖値を下げる働きのあるインスリンの分泌ができなくなるので、
結果的に糖尿病を招いてしまうという事態になるのです。
そして、代謝がスムーズに行わなければ血液がどろどろになってしまいます。
これが動脈硬化を引き起こす要因にもなるのです。
動脈硬化はそのままでは、脳血管疾患や心筋梗塞につながることになるので注意が必要です。
そして、消化酵素ですが、この消化酵素が不足すると食べたものの分解や昇華ができなくなり、結果的に吸収も不十分となるのです。
そのため、体は栄養不足になるのです。
さらに、体温調整がうまくいかなくなります。
これによって、冷え性や栄養不足、さらには便秘や肥満に繋がる危険があります。
結果として、消化酵素の不足によって生活習慣病を引き起こす恐れが大きくなるのです。
酵素というと、日常的に意識することはないのですが、中年以降にさしかかると、意識しながら酵素の摂取を積極的に行っていきたいものです。
アルコールを摂り過ぎると酵素が不足する?
よく言われることですが、お酒を飲み過ぎると、体の中の酵素が不足してきます。
ですから、お酒好きの人は慢性的な酵素不足になる恐れがあるのです。
これは、アルコールが体内に入ると、肝臓で働く代謝酵素を多く消費します。
肝臓の役割はアルコールの解毒(分解)です。
これは代謝酵素によるものです。
この肝臓の処理能力が限界を超えてしまうとちょっと困ったことが起きてしまうのです。
代謝酵素の働きで、アルコールからアセトアルデヒドという有害物質が出てきます。
これが吐き気や眠気、さらには二日酔いを起こす元凶なのですが、このアセトアルデヒドが高濃度の状態が続くと肝障害まで引き起こしてしまうのです。
アルコールを取り過ぎると確実に酵素が不足してきます。
酵素の不足は、あらゆる面で体の不調を引き起こしますので、お酒の飲み過ぎには十分に注意しなくてはいけません。
お酒に強い人は肝臓の処理能力が強いと思われがちですが、それを過信して飲み過ぎてしまうので、お酒の弱い人と結果的には大差がないのです。
お酒を飲むほどの酵素が多く作られるとする意見もあるのですが、反対に抗生物質が効きにくい体質になる恐れがあります。
いずれにしても、適度ならまだしも、お酒の飲み過ぎには十分に注意しなくてはいけません。
お酒を飲むときには酵素ドリンクがおすすめ
飲み過ぎには十分注意しようと思いながら、ついつい飲み会の席では楽しさのあまり、深酒になってしまう人も少なくないと思います。
そして、次の日は激しい二日酔いに襲われてしまうのです。
このような二日酔い防止に様々な対策を取っている人も多いと思いますが、酵素ドリンクはその中でも二日酔い防止に効果的とされているのです。
お酒を飲むと、体内で働いてくれるのが肝臓なのですが、そのときにアセトアルデヒドという有害物質を作ってくれます。
これが、二日酔いなどの原因になるのです。
そのアセトアルデヒドを分解してくれる酵素を体内にどのくらい持っているのか。
二日酔いなど、お酒を飲んだ後の症状が変わってくるのです。
もともと酵素は体内にあるものですから、人によって酵素の分量などは違ってきます。
酵素の少ない人はアルコールの処理能力が低いので、二日酔いなどの悪酔いを起こしてしまうのです。
体内にないのであれば、体外から吸収すればいいということで、酵素ドリンクが重宝するのです。
もっとも、酵素ドリンクはダイエットにこそ、大きな力を発揮するものです。
アルコールの処理のために酵素ドリンクを飲むのではないということをしっかりと認識しておきましょう。