「白髪の人はハゲない」という噂を聞いたことがあるかもしれません。
実際にどうなのでしょうか。白髪の人で薄毛は少ないのでしょうか。
もともと、髪の毛は白くて、毛根の中にあるメラノサイトという成分が髪の毛を黒く着色してくれるということです。
この、メラノサイトの働きが弱くなり、色を付けることができなくなって白髪が多くなるとされているのです。
また、血流が大きく影響しているとされています。血液というのは栄養を運びますから、
栄養が行き届かないとメラノサイトの働きも悪くなり、黒く染めることができないのです。
血液が栄養を運ぶということで、薄毛との関係性も同じです。
ということは、白髪も薄毛も、その原因は血液からの栄養が届かないから…ということになってしまいます。
ですから、白髪の人に薄毛は少ない、ハゲの人はいないということはないということですね。
もっとも、年齢を重ねていくと、誰もが白髪になります。
薄毛の人も薄毛ではない人もみんな白髪頭ですから、その中にはふさふさの白髪頭の人もいることでしょう。
そのような人が目立つことから、白髪の人に薄毛はいないという風説ができたのかもしれません。