125ccバイク戦国時代…良い時代になったけど本命はやっぱりホンダCB125R

日本だけではなく世界的な激戦区となった125ccバイク。

ほんの10年くらい前まで、国内で125ccクラスは不毛な状態でした。

スクーターはそこそこあったのですが、スポーツバイクは壊滅状態…。

ホンダでもエイプくらいしかない状態だったのです。

ヤマハやスズキも似たようなものでしたね。

カワサキはちょっと頑張ってたかな…KSRに好印象を持ってるだけかも…。

そんな時代でも海外では125ccバイクは良く売れていました。

ホンダも国内では販売していませんでしたけど、タイホンダではCBR125Rなんていうイカしたバイクがありましたからね。

CB125Rの新型が登場…125ccクラスで15ps!

CB125Rの新型が2021年4月に発売。

最高出力は、旧型の13psからEU圏内A1ライセンスの上限である15psになりました。

大型バイクに乗り慣れていると10分の1の15psは心細くも感じますが、それでも人の手には余る馬力ですよ。

これを回転数10,000rpmで発生します。

DOHC4バルブに進化していても、高回転型になっていないのがミソ。

実際に旧型のSOHC2バルブとそれほど発進加速が変わらない…そう思ってしまうのですが、実際にはギア比が変更されていて、旧型は1速9,500rpmに対して、新型は8,500rpmとなっています。

やはハイギアードの設定というkとおですね。

加速感は変わらないことを思うと、エンジンに優しくなりながらトルクも10Nmから12Nmに変更した恩恵もあると考えていいでしょう。

実際に走ってみると

CB125Rが本領を発揮するのは7,000rpmから。

その回転数付近からパワーが明確に盛り上がってきます。

アクセルの反応もよりシャープになり、これは明らかにDOHCの恩恵といっていいでしょう。

逆にいうとそれ以下の回転逝きでは、パワー不足を感じることもあるかもしれません。

アクセルをふかし気味で、パワーバンドが7,000rpmであることを認識しておけば問題ないかも。

旧型と比べることはできなかったのですが、ハンドリングは格段に向上しているとのこと。

125ccだとハンドリングが良いのは当たり前なのですが、フォークの追従性が向上したことが要因だそうです。

もちろん、CB125Rの形状からして峠を攻めたい、なんて人もいるかも三T年。

当然、コーナー侵入時の安定感が増し、自信を持って倒し込めることができます。

そこに、高い旋回力やライン取りの自由度も合わさってくるので、パワーバンドをしっかりと意識すると峠でもかなりの速さを発揮することでしょう。

峠の使い勝手を強調してしまいましたが、CB125Rは普段乗りにも秀でています。

というよりも125ccバイクはそういった乗り方が本領を発揮しやすいのです。

攻めのバイクと思いがちですが、乗車姿勢はあくまでも自然体。

【身長175cm/体重64kg】

【SOHCからDOHCに進化。2psアップを達成】

KTMやイタリアのSWMらと共通だったボア×ストローク値φ58×47.2mmから、φ57.3×48.4mmへと変更。動弁系はSOHC2バルブから、ローラーロッカーアームを介したDOHC4バルブへ。1次/2次減速比や6段ミッションの変速比も見直されました。

KTM125デュークのφ43mmに次ぐφ41mmの倒立式フォークは、クラス初のショーワ製SFF-BPを新採用。
なお、前後とも調整機構はありません。

CB125Rのスペック

JC79型CB125Rの諸元

画像は本田技研工業より引用
車両型式 2BJ-JC79
お値段 448,200円
排気量 単気筒124cc
最高出力 13.0PS[9.6kW]/10000rpm
最大トルク 1.00kgm[9.8Nm]/8000rpm
WMTC燃費 47.2km/L
全長幅高 2040mm/820mm/1055mm
面積&体積 1.673m²/1.765m³
地上&座面 141mm/815mm
車両重量 127kg
タイヤ 前:110/70R17 後:150/60R17
ブレーキ 前:ディスク 後:ディスク

車格は250ccバイク並ですが、車重が軽く、そこは125CCバイク。

街乗りには十分すぎる性能で、それを誰でも使いこなせるでしょう。

街乗りと峠で遊ぶにはいいのですが、ロングツーリングはお尻が痛くなるかも。

燃費がいいので、500km程度なら無給油で行って帰れます。

後は体力ですね。

みんなのインプレッション

「高速乗らないなら、これで十分。軽い、スリムな車体ですり抜けの不安なし。ツーリングも言う程行く訳ではない、毎日の通勤でちょっとだけスポーツ性を感じる幸せがある。15km超えると、ちょっと尻が痛くなる。やはり、原付に50万弱は高い、高すぎる。」

「250と車体を共有しているだけあって、バンク時の安定感が半端ないです。タイヤ性能の差もあると思いますが、GSX250Rよりハイスピードで突っ込んでも余裕でクリア出来ます。ライディングが上手くなったような錯覚を覚えました。」

「原付二種にこの性能を求めない人からしたら価格も高いし全く興味がないバイクだと思います。高速や専用道も乗れないしねー。どんなバイクでもそのクラスで変わったバイクが欲しいというちょっと変わった人にはオススメですね。私はそういう所があるのでこのバイクには満足しております。」

「エンジンがSOHCからDOHCに変わって、約2馬力アップは体感できます。トルクも少し上がり、乗りやすくなりました。ギア比の変更もあり、パワー感は前よりアップしています。」

「金額は125ccとは思えないくらい高いですが、その分装備は豪華です。車体も250ccとほぼ共用で、会社の同僚が乗っているMT-25より大きいです(笑)
新型になり、エンジンもパワーアップやフロントフォークの改良があって、二万円アップで済んでるのは凄いお得だと思います。」

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