惜しまれつつモンキー50が2017年に生産終了しました。
すぐにモンキー125の発表があったので安堵の声もあがりましたが…やっぱり別物でしたね。
見た目はモンキーですが…。
モンキー50の有終の美を飾るべく発売された「モンキー・50周年スペシャル」を手に入れた人がうらやましい。
でも、そういうの手に入れてしまったら床の間に飾ってしまって乗るのももったいない…なんて人もいそうですね。
でも、それは正しい使い方で街乗り用のモンキー50も持っているのでしょう。
モンキーってどんなバイク?
「モンキー・50周年スペシャル」は限定500台。
受注受付期間は2017年7月21日から2017年8月21日までで、限定台数を上回る受注があった場合は抽選となりました。
元々は遊具として始まったモデルです。
「おもちゃだったの?」なんて声があがりそうですが、ルーツとなったモデルがそうなんです。
当時ホンダが運営していた「多摩テック」という遊園地がありました。
そこの遊具として開発されたのが「Z100」なんです。
小さなタイヤにサスペンションを持たないリジッド構造。
それでもエンジンは4ストローク小排気量エンジンを搭載していました。
園内限定でのるレジャーバイク的な立ち位置だったのです。
しかし、そこで終わらないのがホンダです。
Z100は後に「CZ100」に進化。
海外へと輸出されます。
そこでも好評となったことを受けて国内向けに1967年に発売されたのが「Z50M」。
「これがモンキーシリーズの初期型となったのです。
初期型のモンキーを見ると、最終型のモンキーよりも可愛いイメージが強いです。
カラーリングやタンクの小ささといった面も面もありますが、最終モデルと違ってタイヤ径が5インチというのも大きいでしょう。
小さいながらもモンキーのタイヤ径は8インチが一番似合います。
モンキー50のインプレッション
小さくて乗りにくい…第一印象は誰もがこんな感じです。
で、実際乗りにくいのですが、なんとかして乗りこなそうとして乗っているとだんだんと様になってくるんですよ。
遅いのでスクーターなら発進時に足で蹴って出だしのアシストができるのですが、モンキーにはその手が使えないので、じわーっと発信…信号待ちでは緊張しまくりでしたね。
なので、自然と公道には出なくなって、家の周りをトコトコ走る…そんな感じで使ってました。
そんな乗り方でも燃費はいいので、いつ入れたかな?なんて思ってしまうほど。
キックでエンジン始動も楽々です。
スピードが出るわけでもないので、走りに対するインプレッションはないのが残念。
ただただ走って楽しい…但し長時間は乗れない…それがモンキー50です。
モンキー50のスペック
AB27型モンキーの諸元 | |
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画像は本田技研工業より引用 |
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車両型式 | JBH-AB27 |
お値段 | 289,800円 |
排気量 | 単気筒49cc |
最高出力 | 3.4PS[2.5kW]/8500rpm |
最大トルク | 0.35kgm[3.4Nm]/5000rpm |
30kmh燃費 | 100.0km/L |
全長幅高 | 1365mm/600mm/850mm |
面積&体積 | 0.819m²/0.696m³ |
地上&座面 | 145mm/660mm |
車両重量 | 68kg |
タイヤ | 前:3.50-8 後:3.50-8 |
ブレーキ | 前:ドラム 後:ドラム |
実用的ではないバイクです。
使い方としては近所周りをちょこちょこ乗るくらいでしょう。
公道には出ない方がいいかも。
キャンプなんかに車載して持っていくなんて使い方もできます(あんまり使いませんが)。
使い方に困るけど持っていると幸せになる不思議なバイクですよ。
みんなのインプレッション
「セカンドカーにぴったり。しかし、乗り物は1台以上持てないという人は、よほど気に入らない限り買わないほうがいい。何しろ、交通の流れに乗れないのは辛いです。」
「 小さいので置き場所に困らない。燃費が良い。この2点しか長所はありません。 乗っていると面白いので、1回乗ると100km位は走ります。僕はアホでしょうか?けどクラッチを握ってチェンジの切り替えができるので、サルよりは頭いいかも?モンキーは不思議な魅力のあるバイクですので、一度欲しいと思ったら買わずにはいられないかも。そして、良かったと思う人とえらいことしたと思う人と2つのパターンに分かれると自分は思います。さて、私はどっち?私は誰?あなた車買う?」
「かわいい 燃費がいい 足が届く そして僕はこいつのおかげで中型免許を試験場でとった。 学科3回、技能5回そして僕はこいつと横浜から青森まで(700キロぐらい)帰った。27時間。死ぬかと思った。遅い 盗まれやすいそして僕のモンキーも盗まれた、、、買ったらどこかに縛り付けておきましょうマジでショックでした。盗難保険に入りましょう。」
「やっぱり見た目がかわいいし、みんなの視線が熱い。タイヤ小さくて取りまわしやすい。でも乗った感じ窮屈感はなかった。超ショートホイールベースなのでウィリーっぽいこともできる。多過ぎる程の社外パーツ。物凄くいいバイクだった!2万円で悪徳業者に売ったことが悔やまれる。ビッグキャブとマフラーから吐き出される官能的なサウンドが忘れられない。」
「誰が何と言おうと、遅い。出だしに始まり1速2速3速4速、何処に入れてもストレスのある走り。フルスロットルしても60kmがいいところ。坂道じゃ30kmを切る。 すぐいたずらされる。シートが切られたり・・・。荷物積載量ゼロ。窮屈。ツーリングなどもってのほか。ブレーキはほとんど頼りにしないほうがいい。おもちゃレベル。過信すると間違いなく死ぬ。」
「50ccにこだわりをもって乗りたい人、速さよりステータスを求める人にはオススメ。初心者はカブなんかの方がいい。遅いし、ブレーキは効かないし・・・。スクーターから乗り換える人はまず買わない方が無難。カスタムは金がかかるし、それならいっそもっと大きいのを買ったほうがよろしい。ただ燃費はいい。タンクは4.5リッターだけど、「忘れた頃に給油」って感じ。結論を言えば、やめときなされ!!」