ロングセラークルーザー…ヤマハ・ドラッグスター400

ヤマハ・ドラッグスター400の登場は1996年2月です。

ロー&ロングのスタイルは、アメリカンクルーザーを標榜したものでした。 

やがて、ドラッグスターシリーズは1100cc、250ccタイプのものも発売されます。

それでも、ドラッグスター400は最後まで中核モデルとして君臨しました。

どんなバイク?

アメリカンらしさを醸しだしながら、どこか柔らかさのある日本的なデザイン。

シート高も低く、足つきの良さもあって女性ライダーかの人気が一番高かったアメリカンバイクでもあります。

登場から10年以上、大きくスタイルを変えることのなかったドラッグスターですが、2010年に排ガス規制対策で空冷のままFI化されます。

このときに、1100ccと250ccのモデルは生産終了。

ドラッグスター400はその後も生産が続いたのですが、2017年に生産が終了しました。

ドラッグスター400は、DS4なんて呼び方もしていました。

1996年にいきなり登場したわけではなく、前身はXV400ビラーゴです。

エンジンは、空冷V型2気筒SOHC2バルブ400ccエンジンですが、これを大幅にリファインしたエンジンがDS4に搭載
されました。

かなり鼓動感が強調されたようです。

エンジンはリファインということですが、フレームは新設計のものです。

より低く構えたフォルムになっています。

特徴的なのはシャフトドライブですね。

チェーンを廃してメンテナンスフリーになったのも好印象でした。

速さにも定評があったバイクです。

スポーツバイクと比べると酷なのですが、素直なハンドリングはアメリカンらしからぬ…なんて評判でした。

ドラッグスター400のインプレッション

アメリカンタイプのバイクの中では試乗回数がもっとも多いかも。

1998年に派生車種として、「ドラッグスタークラシック400」が登場します。

それに乗ったのが最初ですね(発売当時よりももっと後年です)。

ノーマルよりもクラシックのほうが重厚なイメージで好評でした。

なので、ノーマルのDS4に乗ったのはクラシックのDSC4よりも後になります。

基本的に中身とスタイリングは一緒なので乗り味は変わらないと思ったのですが、なんとなくクラシックのほうがしっくりくるというか、見た目もかっこよかったですね。

車重は230kgくらいだったでしょうか。

400ccバイクでは最重量になるでしょう。

それでも、アメリカンバイクは重量を感じさせないんですよ。

実際重いんですが、重心が低いので怖さがありません。

男性が乗るよりも、小柄な女性が乗るほうが絵になるバイクでもありましたね。

個人的には、「これがVツインの鼓動か…」なんて試乗でそのあたりを走ったくらいのことで、感動してました。

ドラッグスター400のスペック

VH01J型ドラッグスター400の諸元

画像はヤマハ発動機株式会社より引用
車両型式 BC-VH01J
お値段 649,000円
備考 DS4
排気量 V型2気筒399cc
最高出力 32PS[24kW]/7500rpm
最大トルク 3.3kgm[32Nm]/6000rpm
60kmh燃費 43.0km/L
全長幅高 2340mm/840mm/1060mm
面積&体積 1.966m²/2.084m³
地上&座面 140mm/660mm
車両重量 225kg
タイヤ 前:100/90R19 後:170/80R15
ブレーキ 前:ディスク 後:ドラム

アメリカンといえばドラッグスターという感じでしたね。

人気は一番だったかも。

ヤマハの試乗会で乗ったときは、低いシート高にビックリしました。

これがホントのアメリカンか…なんて思ったものです。

実際のアメリカンバイクのシート高ってみんなそれほど変わらないのですが、ドラッグスターはそれでも低く感じましたね。

低重心で安定感があったのも好印象でした。

乗る機会があれば、アメリカンバイクに試乗を中心に積極的に乗っていたのですが、やっぱり自分には合わないかな…なんて思ってました。

でも、みんながアメリカンに乗っている姿を見るのは好きですね。

なんといってもかっこいい!

みんなのインプレッション

「デザインはモチロンですが、ミドルアメリカンの中では性能もピカイチではないでせうか? シャドウやバルカンと迷ったのですがカラーリングがDSの勝ち、んでシャフトドライブってのも大きかったですね。いや、それが決めてだな。」

「リラックスできるポジション。かっこよさ。00年モデルは,デジタルツイントリップメーター,時計,燃料計など装備が充実。それなりの重さはあるが,取りまわしはよい。排ガス規制にも対応。目立つスペシャルカラー。低速時の切れ込み無し。直進安定性よし。乗りやすいこと。空冷であること。カスタムする必要が無いこと。」

「 直進安定性の高さ。大きさの割には扱いやすいところ(止まったらおもいけど)。 ノーマルでもそこそこかっこいいところ。タンク容量が多い(16リットル)」

「でかい。特にタンクが(見た目だけ)でかいから迫力がある。空冷ってのもかなりいい。ラジエターがあると前から見たとき少々まぬけ。あとシャフトドライブ。あのいちいちめんどくさいチェーンのメンテがいらないってのがうれしいっす。さらにカスタムパーツも豊富にでてるし、いじりやすいし何より丈夫!しょうしょうのことではへこたれません。」

「完成されたスタイル、ポジションが楽で疲れない、直線での安定感はサスガと言うべき。大きくてよくリッターと間違えられる程の立派な車体、中型アメリカンでは速い方だと思います。重いけどベタ足でズルズルと転がっていけるし。」



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