ヤマハ・XJR400Rは空冷400cc最速!

XJR400Rが登場したのは1995年2月です。

1993年に登場したXJR400の上級モデルとなります。

ベースモデルと上級モデルという位置づけで併売。

基本的な構成はベースモデルと共通なのですが、400Rにはオーリンズのリアサスペンションとブレンボ製のブレーキキャリパーが装備されて差別化が図られていました。

どんなバイク?

1996年にはビキニカウルのXJR400RⅡが登場し、XJR400シリーズは3モデル構成となりました。

これもXJR400シリーズがよく売れている人気モデルとしての証でしょう。

98年にはタンク容量が18リットルから20リットルになり、ツアラー色が強くなりました。

そして、2001年にキャブレーターとリアホイールを刷新するという大幅改良が行われました。

このとき前後のタイヤはラジアルとなっています。

移行は、2004年にイモビライザーを標準装備したのみの改良が行われる以外、大きな改良は行われませんでした。

そして、FI化されることなく2007年に生産終了。

空冷4気筒ネイキッドとしてはカワサキのゼファーχと最後まで残ったモデルとなりました。

XJR400Rのインプレッション

ヤマハらしい洗練されたバイクでした。

ヤマハ=スタイリッシュ、カワサキ=無骨、ホンダ=無難、スズキ=低コスト…そんなイメージが個人的にあります。

一つ一つを取ってみると決してそんなことはないのですが、頭の中でメーカーのイメージがそうなっているのかもしれません。

それでも、XJR400Rはイメージどおりかっこいいですね。

国内メーカーの中でヤマハのバイクが一番馴染みがなく、ヤマハのバイクを所有したことはありません。

※ただしワイズギアのファンであり、メットやグローブやジャケットはワイズギア御用達だったりします。

それでも、試乗会の情報があればいそいそと出かけるタイプだったので、ヤマハの試乗会にも何度も出かけています。

XJR400Rは人気で、順番待ちが起こるほど。

ヤマハのショップで半日貸出しなんてのもやってましたが、常に予約がいっぱいで結局利用を断念しタコとも…。

試乗会では、教習所のコースをせいぜい1,2周するのがせいぜいなので、ポテンシャルを引き出すことはできませんが、こかしてもいいやって感じで(ほんとはいけないのですが)S字なんかでは寝かせまくってました。

体の挙動に素直に反応してくれるバイクで、簡単に倒すことができましたし、すぐに立ち上がる反応の良さは車体がしっかりしているからなんだなと思ってました。

“空冷最速”を実感することはできませんでしたが、ポテンシャルは十分に感じました。

車格は変わらないのですが、ゼファーχよりも軽く感じましたね。

ちなみに、2001年の大幅なモデルチェンジを簡単に表記していますが、250点に及ぶパーツの見直しも行われているようです。

それ以前のXJRを知らないのでよくわからなかったのですが、初期モデルからのXJR400Rのオーナーに言わせると、まったく別物で性能とクォリティが格段に向上したとのことです。

元々、XJRの作り込みには定評があったのですが、さらに完成形に近づいたということですね。

XJR400Rのスペック

4HM型XJR400Rの諸元

画像はヤマハ発動機株式会社より引用
車両型式 4HM
お値段 599,000円
排気量 直列4気筒399cc
最高出力 53PS[39kW]/11000rpm
最大トルク 3.6kgm[35Nm]/9500rpm
60kmh燃費 41.0km/L
全長幅高 2085mm/735mm/1090mm
面積&体積 1.532m²/1.670m³
地上&座面 115mm/760mm
車両重量 201kg
タイヤ 前:110/70R17 後:150/70R17
ブレーキ 前:Wディスク 後:ディスク

ヤマハのカラーというとやっぱり“青”でしょうか。

青いXJRが一番かっこいいように思えます。

それとやっぱり空冷フィンでしょうか。

空冷エンジンの美しさをこれでもかというくらいにアピールしています。

空冷ファンとしては、こういうところが嬉しいですね。

そして、前から見た感じなのですがヘッドライトがとても大きく感じます。

他のバイクと比べても大きさはそれほど変わらないのですが、車体がコンパクトにまとまっているということでしょうか。

こういうところもなんとなく自分の中でポイントが高いところですね。

ライトが大きく感じるとバランスが悪いように思えるのですが、まったくそんなことはありません。

逆にスタイリッシュさが際立つように感じます。

みんなのインプレッション

「スタイルがいい、運転しやすいポジション(コーナーで攻めやすいポジション((他の3メーカーのネイキットを乗りましたが運転しにくかった)))、燃料計が付いている。」

「400ccのネイキッド中ではかなり大柄。(短所にも)マルチリフレクターのテールランプが綺麗。他のネイキッドと比べるとランプ類に高級感がある。メーターにデジタル時計が付いている。 6000RPMを超えたあたりから心地良く響いてくる排気音。不人気と思われる緑を購入したおかげでまだ1度も同じカラーを目の当たりにしていない。ガソリンが20リッター入る。」

「スタイルでしょう。特にタンクの造形がイイ。ニーグリップしやすいし。変なクセも無いし、ハンドリングは素直そのもの。」

「ネイキッドの中では1番スタイルがいいと思う。よく回るエンジン・よく止まるブレーキ。乗りやすいポジション。」

「 あまり他のバイクと比べた事はないけど、XJRは疲れないバイクだと思う。街中でも それなりに扱い易いし、高速道路でも、120キロ(おっと)からでも加速してくれたし、峠のようなところでも、実際は遅いのかもしれないが、楽しめるバイクだと思う。飛び抜けて優れているところがない代わりに、非常にバランスのとれているマシン。 こういうことって大事なのではないかと思います。」



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