ハスラー50は、1971年に発売されました。
スズキの人気オフロードモデルで、90年代後半までラインアップsれていました。
49cc2ストエンジンは一貫していましたが、初期は空冷で後期は水冷式となっています。
どんなバイク?
水冷式になったのは1983年のモデルチェンジのときです。
このとき、ミッションは5段変速から6段変速に切り替わっています。
さらにホイールサイズも大型化しています。
初期型の前後とも17インチから、前18/後16インチ、前19/後17インチと切り替わり、83年からは、前21インチ/後18インチのオフロード「フルサイズ」となりました。
ホイールサイズでわかるのですが、50ccバイクとしてはかなり大きな車格でした。
ハスラーというネーミングですが、「ギャンブラー」ということで欧米ではそれほど良い意味ではなかったようです。
もっともスズキは「バンディット(山賊)」や「デスペラード(無法者)」といった、良い意味で使われて居なかったネーミングを敢えて使っていた節もありましたね。
バイクのハスラーはとうに生産終了しましたが、2010年代に軽4自動車として復活します。
SUVで登場というのもハスラーの系譜を引き継いでいるということでしょう。
ただし、スズキの公式サイトでは、ハスラーの意味を「あらゆる事に行動的に取り組み、俊敏に行動する人というイメージで、このクルマと重ね合わせました」としています。
ギャンブラーよりもかなり良い意味として捉えていますね。
ハスラー50のインプレッション
乗った記憶がないので(たぶん乗っていない…)、一般的なインプレになります。
とにかく元気で良く走るマシンという印象です。
オフ車ということもあるのですが、頑丈であることは間違いないでしょう。
学生時代のハスラーは空冷式だったのですが、後年いつのまにか水冷式になっていました。
ギアが6速になったのはいいなあ、なんて思ったのですが当時はオフ車で水冷はないよな…なんて思ったものです。
ただし、スタイルは格段に良くなって車格も大きくなったようなイメージでした。
水冷式のハスラーのほうが人気が高かったようですね。
今では入手は難しいバイクでしょう。
中古で見つけても程度が悪かったり、値段がバカ高かったり…。
昔のバイクなので、ノスタルジックだけで手に入れるとケガしそうですよね。
近年、バイクブーム再来と呼ばれているので、がんばって新車を買いましょう。
ハスラー50のスペック
エンジン = 2サイクル・単気筒
総排気量 = 49cc
最高出力 = 7.2ps/7200rpm
最大トルク = 0.72kg・m/7000rpm
トランスミッション = 常時噛合式6段リターン
始動形式 = キック式
フレーム =セミダブルクレードル
ホイールベース = 1315mm
全長 = 2045mm
全幅 = 810mm
全高 = 1125mm
シート高 =820mm
燃料タンク容量 =7.0L
乾燥重量 = 77kg
Fタイヤサイズ = 2.50-21 43L
Rタイヤサイズ = 3.00-18 47P
当時クラスの同級生が乗っていました。
かなり自慢気でしたが、実車を見せてもらうと、大きいので「これが原付?」なんて思ったものです。
乗ったことはありませんでしたが、かっこいいバイクだなと思ってましたよ。
そのときに、50cc車の中で一番大きく見える車体でしたね。
人気はあったと思うのですが、50ccバイクの乗っている友人のほとんどがホンダ系(CB50とかダックスとか)だったのでハスラーに乗っていたのはその友人だけでした。
あ、それとRZ50もよく見ました。
オフ車ってこともあったんですかね。
仮面ライダーの影響か、当時はオフ車というかこんなバイクいいな、なんて思ってましたが。
比較したことはなかったのですが、125~200ccのバイクと比較しても遜色ない大きさの車体だったようです。
それでいてエンジンは50cc。
あとで、リミッターを解除すればかなりのパワーを弾き出したようです。
その友人がリミッター解除していたのかどうかは不明ですが。
みんなのインプレッション
「大柄な車体でゆったりしている。オフ走破性が高い(下りなら125, 250CCを追い回していた)。豪華な装備(タコメーター、水温系、キルスイッチ、リアキャリア、ハンドルガード付き)。高回転ではパワフル(半クラをキープすると結構な急斜面や、階段も登った)。」
「乗りやすい。オフロードは走ったことは無いけどその辺の道路だとすいすい走れる。 その辺の50ccには負けない。CDIを代えてから(リミッターーカット)80kmは出る。ちょっと改造するとTW200っぽくなる。」
「フカフカのシートは長い間乗っても疲れない。逆にフカフカで疲れる…という場合はあるかもしれないが少なくとも自分はこのシートで快適にツーリングが出来た。ちゃんとタコメーターがあるのもグッド。フルサイズのボディだけど細いので短足でもちゃんと足がつく(笑)やはりでっかいので乗るのが楽。また見た目よりも乾燥重量が少なく、CRM50よりも1kgほど軽い。 フラットダートや下りのオフロードなどでは何気に走破性があって安定して操縦できる。」
「原付免許しかもってないがデカイ(原付に見えない)単車がほしかった。NS-1、TZR、RZ50、マグナ50、を15万以下で探してたら赤男爵の店員さんにそんなもんない!といわれてハスラーを見せられた。悩んだ末に買いましたが後悔はしてません、むしろ感謝してるくらいです。」
「 どこ行っても、誰に見せてもかっこいいと言ってくれます。せっかく走るようになっても、すぐにどこかをいじってしまう為に走れなくなりますw愛着があってかわいい最高なやつです!」