フランチャイズ経営を成功させるにはどうしたらよいでしょうか。
というよりも成功というのはどういったものなのかを考えてみましょう。
といっても、簡単なことで継続させることです。
そして、できるだけ内部留保をすることです（つまり貯蓄ですね）
というのも、フランチャイズ店の代表格と言えるコンビニ経営ですが、多くの人が思っているように、その場で長続きしているコンビニ店はそう多くはありません。
それは、環境の変化などで、高い集客力を誇っていても、人の流れが変わればすぐにジリ貪になってしまうのです。
その場でだめなら、内部留保があれば、場所を移動させることもそれほど難しくはないでしょう。
キツキツの経営状態でしたら、客足が遠のいた途端に経営破たんとなってしまいます。
いきなり、不安にさせてしまいましたが、経営とはそんなものです。
フランチャイズ経営は開業の手段の中では、本部のブランド力を活用できるので、もっとも恵まれたスタートを切ることができます。
それでも、それが長続きするかどうかというのは、経営者の資質にかかっていると言ってもいいでしょう。
フランチャイズ経営を成功させるには、いろいろなことを考えなくてはいけません。
そこで、資金、情報、資質の面で考えてみます。
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潤沢な資金を準備すること
フランチャイズ経営を成功させるためには、まずは資金を準備することです。
いきなり、収益を上げることができるのが、フランチャイズ経営のメリットなのですが、それも経営の形態によります。
資金ゼロからのスタートは何もかもが賃貸あるいはローンになってしまうので、危険がいっぱいです。
住宅ローンを考えてもできるだけ頭金があるほうが有利になるので、それは間違いありません。
すぐに収益をあげることができても、それ以上に出ていくものが多くては、ロイヤリティを払ったら赤字になったということにもなりかねません。
支払いが滞ったらその時点でアウトです。
できるだけ、出て行くものを抑えるのが、経営をする上で一番に考えなくてはいけないことです。
資金ショートに陥らないためにも、できるだけ、開業前に資金計画を練っておく必要があります。
本部からも指導があると思うので、しっかりと頭に入れておきましょう。
もっとも、ゼロからのスタートをする人は少ないです。
しかし、用意した金だけでは、心許ないとなると借り入れをすることになるでしょう。
そうなると尚更入念な資金計画が必要になります。
支払いもありますから、一日あるいは1ヵ月の売上がどのくらいになるのかをしっかりと考えなくてはいけないのです。
借り入れ先も大切です。
高額になるようでしたら、金利の高い消費者金融会社などから借り入れるのは絶対にやめましょう。
できれば政策金融公庫などの公的機関、最低でも銀行からの借り入れにしなくてはいけません。
十分な比較検討を行って、借り入れ額の多寡や、金利の額なども考えるようにしましょう。
公的機関からの助成金が一番いいのですが、それには、しっかりとした事業計画書を提出しなくてはいけません。
情報収集が大事
ある程度のマーケティングはフランチャイズ本部がしてくれます。
しかし、それも最初だけです。将来的にはどうなるかわかりません。
開店する場所が、将来的に区画整理の対象地域でしたら、立退きをしなくてはいけません。
また、数年後に近くにショッピングモールができるとなると、それはまた大変なことです。
将来的に、近くにライベル点がオープンすることもあるでしょう。
先は見えないことが多いのですが、できるだけ情報収集はしておくべきです。
それでもなお、その場所にずっと居座ることは難しいかもしれません。
できれば、大型ショッピングモールの一角に食い込むことができたら、安泰かもしれませんがかなりの家賃やロイヤリティを支払わなくてはいけないことになるでしょう。
経営力は情報力に置き換えてもいいくらい、情報収集が大切になります。
フランチャイズ経営で成功するためにも、情報収集力をしっかりと身につけておきたいものです。
また、フランチャイズの開業前には売り上げ予測を行います。
実例をフランチャイズ本部が示してくれるので、最初から目標値が設定されているのです。
ですから、どんぶり勘定になることはないのですが、最初だけ本部が介入してくれるので、開業した以降は自分で目標値を設定しなくてはいけません。
ロイヤリティの問題もあるので、低い設定をしていてはじり貧になるのは間違いありません。
高い目標をもってそれを完遂する力が必要になるのです。
リスクが少ない
フランチャイズ経営ですから、失敗のリスクが少ないです。
いわゆるローリスクというパターンです。
それでも、フランチャイズ家経営に失敗する人は多いのです。
ですから、フランチャイズ経営も盤石というわけではありません。
そこには、当然のことながら経営センスも必要ですし、お金も必要です。
人材も大切ですから、これらが何一つ欠けても成功できないでしょう。
フランチャイズ経営だから安心ということではなく、フランチャイズ経営だから失敗できないという気持ちを持つことが成功につながるのです。
