本来無害とされているエクリン腺からかく汗もドロドロ汗となってしまっていることもあります。
これは、汗腺が汗をかく準備を整えていないからとされています。
「正しいサラサラ汗」は、エクリン腺の深い場所で作られています。
血液から水分を取り込んで、塩分などを再度血液中に戻すのが正常な働きなです。
しかし、これができていないときエクリン腺であってもドロドロ汗を放出するようになるのです。
これは、「必要な時にはきちんと汗をかくよ」という準備がきちんとできていない証拠。
人間の体は暑さを感じると「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」を始めます。
難しい言葉ですが、効率よく汗をかき、不用意に塩分を汗と一緒に流さないような仕組みに変わっていくのです。
暑熱馴化(しょねつじゅんか)がうまくできていないときは、サラサラ汗がかけない状態です。
やはりここでも半身浴、岩盤浴といった、汗をかく活動をしたほうがいいでしょう。
そして、運動や入浴前に水分補給をしておきます。
じっくりと入浴をして、しっかりと汗をかきます。
お風呂上りはエアコンなどで急激に冷やさずに、汗が自然に収まるのを待ちましょう。
そして再度水分補給をします。
これを毎日の習慣にすると、どんどんサラサラ汗に近づいてゆくのを実感できるでしょう。