シルクロードというロマンあふれるネーミングのCT250。
登場したのは1981年3月です。
1981年という年は、今となってはバイクブームがMAXだった時代。
通っていた学校がわりと自由だったので、みんな中型2輪の免許を取りに教習所に通ってました。
当時は、学科も含めて5万円で取れていた時代。
こっちはそんなお金が捻出できず、部活もあったので断念。
結局普通二輪の免許を取得したのは40歳過ぎてからとなりました。
18歳のときにクルマの免許は取ってましたが…。
当時は就職するにしても“普免”の文字を履歴書に書くのは必須の時代でしたから。
なので、当時はみんなのバイクを眺めているだけ。
でも、みんなお金がないから中古のボロボロのバイクに乗っていた…わけではなくバリバリの新車に乗っていたような。
みんなお金持ってたんだなという印象でした。
こっちは、クルマの免許をとってボロボロのGTOをローンで買ったっけ。
余談でした。
今回はCT250の紹介です。
CT250(シルクロード)ってどんなバイク?
その名前からオフロードバイクでしょ…。
正解に近いですが、当時も今もトレッキングバイクって呼んでます。
オフロード=トレッキングと思ってもいいんでしょうけど、CT250はトレッキングバイクって言葉が似合うんですよね。
というか、ホンダの最初の広告も“野や山を楽しくトレッキング”という言葉を前面に出してましたから。
そして、サブネームがシルクロード。
バイクにこんな名前を付けるセンスがすごい。
基本、オフロードですから不整地走行用に作られたのは間違いありません。
とはいっても市販のバイクですし、競技用というわけでもないので、道を選ばず舗装路も未舗装路も関係なく走れるバイクです。
フォルムはいかにもオフロードですけどね。
搭載していたは、248ccの空冷4スト単気筒OHC4バルブエンジンでした(ギアは5MT)。
オフ車御用達といったエンジンですが、特筆すべきは5MTと書きましたが、さらにスーパーローギアを設定していたことです。
これで、傾斜角30度の激坂の登板や砂地もなんのその…という触れ込みだったんです。
こういった、他にはない機能をもったバイクにバイク乗り、特にオフ車乗りは憧れたんでしょうね。
林道を駆け抜けるというよりも、ツーリングよりの旅バイクといったコンセプトだったので指導方式はセルのみでした。
シルクロードというと喜多郎ですが、特に接点はなかったはず。
それでも、NHKの「シルクロード」の放送開始が1980年からだったので、ネーミングはそれをパクったのかな??というか、当時そんな印象だったかも。
CT250のインプレッション
実車は見たことがあるかも…といった程度です。
1981年当時は、周囲もバイク乗りが多くあちこちにバイク雑誌が転がってました。
その中でも、「シルクロードええよなあ…」なんて声が聞こえてきて。
それでも、乗っていた友人は一人もいなかったはず。
というか、オフ車乗りはいるにはいましたが、みんな年季の入ったオフ車に乗っては、山に入って練習しまくってました。
たまに、山に行ったまま帰ってこないよってことで捜索に行ったこともあったっけ。
もちろん携帯もない時代、あっても圏外だったと思うけど。
オフ車乗りのひとりが、「階段のぼれるようになった!」とかいって自慢げに披露してたっけ。
CT250の紹介するつもりがインプレにまったくなってないな…。
当時のホンダの250ccバイクって、CT250のほかに、ホークCB250T、スーパーホークCB250N、CM250T、CB250RS、XL250Sと、かなり充実してました。
そういえばXLの人気が高かったような。
CT250のスペック
HONDA シルクロードCT250(型式:L250S) | |
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発売 | 1981年 |
排気量 | 248cc |
最大出力 | 20PS / 7500回転 |
エンジン | 空冷4サイクルOHC4バルブ単気筒 |
タンク容量 | 11L |
エンジンオイル容量 | 2.0L |
当時の販売価格は338,000円(税抜)でした。
みんなのインプレッション
「ハンドルが高くて乗りやすい。シングルらしい振動感がいい。意外とトルクがある。」
「扱いやすい。振動も少なめでタフなエンジン。いじると車種不明になって楽しめる。オフ車を意識させないスタイル。そのくせそこそこ走れる走破力。」
「どっちかといえば珍しいバイクで、乗ってる人が少ない。乗りやすい。」
「他の人があまり乗っていない。車体が軽いので扱いやすい。荷台があるのでツーリングの時に荷物を積むのが楽。」
「燃費の良い4ストを探していた。オークションに値段の手ごろなやつがあったので入 札。そして、落札。」