ホンダ・モトラ…ガッツリ積める・どこにでもいける・再版してほしい

ホンダ・モトラの発売は1982年6月でした。

カブ・モンキーに次ぐ横型エンジンの系譜ですね。

それでも、パイプフレームむき出しのスタイルが目を引くバイクでした。

後年のPS250を思い出した人もいるのではないでしょうか。

どんなバイク?

一目見ると、軍用車のような無骨なイメージのバイクです。

パイプフレームと極太なブロックタイヤでかっこよく言うとワイルドな感じですね。

パイプフレームのおかげで、前にも後にも荷物がわんさか積めそう。

これならどこにでも行ける…なんて思った人も多いのではないでしょうか。

現在だったら、これで日本一周をYouTubeで配信…なんて人も出てきそうです。

しかし、50ccの原付バイクでパワーも4.5psです。

荷物満載だと動かないかもしれません。

モトラを復刻して欲しい…なんて声があがってPS250が出たのかな???

そんなニーズがあったとしてもPS250もけっこう早く消えていきましたけどね。

※がっつり積める…なんてタイトルにも書きましたが原付なので30kgまでしか積めません…。

エンジンは非力ですが、ロータリー3段式の変速機で、ロー側のサブミッションが組み合わされていました。

これによって、低速側での3段変速が可能。

32度の傾斜も登坂可能なほどだったのです。

当時、乾燥重量で60kgのモンキーに対して、モトラは76kgと重たくなっていました。

それでも、燃費が100km/lというすごい数値を叩きだしてます。

このあたりはさすがにカブ系のエンジンですね。

モトラのインプレッション

エンジンはカブ系の空冷4ストローク単気筒です。

当時、変わったバイクだなと思ってました。

誰かが乗ってたのですが、確かに荷物がたくさん積めそうでした。

前後に箱を乗っけてましたね。

長尺なものは無理でも、いろいろなものが入りそうでした。

当時、車の免許をとって、原付は選ぶ放題な時代。

とにかく車種が多かったんですよ。

モトラもちょうどのタイミングだったのですが、選択肢にあがらず…。

セカンドカーとしてスクーターが欲しかったんですよね。

小さいバイクで、がんばったら持ち上がりそうなスカッシュにしました(持ち上がりませんでしたが)。

最初からスカッシュにしようって頭があったので、モトラに気が回らなかったのかも。

仮に、その時に頭の片隅にあってもやっぱり買わなかったかなあ…。

今思えば、当時の原付っていろいろなバイクがあって楽しそうでしたね。

空前のバイクブームは原付がけん引していたのは間違いないところですから。

モトラのスペック

ホンダ・モトラ(1982年モデル)

型式 AD05
全長 1655
全幅 740
全高 975
シート高 720
乾燥重量 76
燃料タンク容量 4.5
タイヤサイズ 前:5.40-10-4 PR

後:5.40-10-4 PR

ブレーキ形式 前:ドラム 後:ドラム
エンジン 水冷4ストローク単気筒
排気量 49
最高出力 4.5ps/7,500rpm
最高トルク 0.46kg-m/5,500rpm
変速機 3段ロータリー×2(サブミッション付)
始動方式 キック

そういえば思い出しましたが、モトラとPS250の間にズーマーがありましたね。

それと、モトラの動画をいろいろ見たのですが、良くも悪くも原付の加速でありスピードです。

がつがつ走るタイプではなく、荷物満載だとヨチヨチ走りになってしまうかもしれません。

みんなのインプレッション

「モスグリーンモデルなのでいかにも軍用ジープって感じでビジュルアルインパクト大。しかも前後に頑強なキャリアがある。冗談で大人を前後に載せて3人乗りをやってみたが見事走行。 スーパーカブお家芸の好燃費に加えて3速ミッションをロー/ハイ切り替えができる(3×2=6速!)※ローは実用にならない 電気を使わないフューエルゲージ、重量に合わせて簡単に調整できるリアサス、独特のバルーンタイヤも乗り手を魅了する。センタースタンドが通常の位置と違いハンドルの真下にあるため左足で踏みながら車体を後ろに引っ張ってたてる。 購入時はサイドスタンドが無いこととセンタースタンドを外すための解除レバーが通常のクラッチレバーにみえるため知らない者にはまずスタンドをはずせない。 よって泥棒されにくい。」

「前後の大型キャリア。ロック付きセンタースタンド。Hi/Lowの2レンジ切り替えの三段ロータリーミッション。アジャスト機構付きリアサスペンション。三万キロ以上走ってもリッター30kmを割らない高燃費エンジン。エンジンオイルが規定の半分未満でも平気で走ってしまうタフすぎるエンジン。分割式ホイールなので、マイナスドライバでホイールからタイヤを外せる。 原付にしてはギミックがいっぱいで楽しめました。ロック付きセンタースタンドは普通の人にはまず外せませんね。大型キャリアはキャンプツーリングに親戚の酒屋の配達にと大活躍しました。 ローレンジは林道や林業作業道、ハイキングコース(おいおい)アタックで絶大な威力を発揮しました。」

「モトラにバイク人生を教えてもらいました。インターネットで検索すると、モトラが20万とか30万とかで取り引きされているのを見ると「なんだかな~」って思いますね。再販すればきっとバカ売れするでしょう。」

「先日路駐してたら貼り紙されました。 読んでみるとモトラが欲しい学生が売ってくれというもので、ちょっと驚く金額でしたが歩んできた時間には代えられないので断りました。」



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