ヤマハ・MT-25は2015年に発売されたネイキッド仕様のバイクです。
ベースはフルカウルスポーツバイクのYZF-R25です。
ハイパースポーツからハイパーネイキッドのMTシリーズというのもわかりやすい設定です。
また、YZF-R25にYZF-R3という姉妹モデルがあるようにMT-25にもMT-03という姉妹モデルが存在します。
いずれも国内向けと海外向けの違いと考えていいでしょう。
どんなバイク?
MT-25のエンジンは、、249ccの水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブユニットとなっています。
ネイキッドタイプですから、幅広なバーハンドルが特徴的。
前傾にならず、ネイキッドらしい着座姿勢でキビキビしたライディングを可能としています。
ヤマハによるとMT-25の基本コンセプトは「大都会のチーター」ということです。
カフェレーサーに近いと思うのですが、ヤマハが名付けたらやはり都会的なイメージになりますね。
また、長距離ツアラーというよりも短距離を機敏に動き回ることもイメージピッタリかも。
ヤマハでも人気のモデルとなっていて、2017年はカラー変更のみでしたが、2018年モデルでは新しい認定型式を取得。
2019年10月、インドネシアとタイで新しいMT-25が発表され、ほぼ同時に欧州ではMT-03が発表されました。
このとき、大規模なフェイスリフトが行われ、LEDヘッドライトを採用。
フロントサスは倒立フォークになりました。
これは2019年にマイナーチェンジ済みだったYZF-R25/3と同様の変化でした。
日本市場では2020年3月に発売。
このマイナーチェンジを機に、ABSやハザードランプを標準搭載しています。
2022年モデルで平成32年(令和2年)排出ガス規制をクリアし、MT-25の進撃はまだまだ続きます。
MT-25のインプレッション
250ccバイクは昔からそれほど興味がありませんでした。
車検はないけど非力で中途半端だよね…そんなイメージだったのですが、そのイメージを払拭させてくれたのがカワサキのNinja250でした。
当然ですが、わがCB400SSより加速もいいし、最高速も180kmまで出(ます)るみたい。
しかも乗りやすくて、今どきの技術を詰め込んだ作りになっていました。
おそらく、MT-25もそんな感じというかそれ以上なんでしょうね。
250ccに乗るくらいなら400ccに乗ればいいじゃない…いくぶん斜に構えた考え方だったのですが、今はそんな考えは微塵もありません。
じゃあCB400SSは手放すの?と言われたら、そんなことはなく乗れなくなるまで乗り続ける予定です。
惚れたらそこまで…てことですね。
そんな思いを持つMT-25ユーザーはかなり多いのかも。
売れ行きがそれを実証してますね。
MT-25のスペック
MT-25(2015年モデル)
型式 | RG10J |
---|---|
全長 | 2090 |
全幅 | 745 |
全高 | 1035 |
シート高 | 780 |
乾燥重量 | 165 |
燃料タンク容量 | 14 |
タイヤサイズ | 前:110/70-17 後:140/70-17 |
ブレーキ形式 | 前:油圧式ディスク
後:油圧式ディスク |
エンジン | 水冷4ストDOHC4バルブ直列2気筒 |
排気量 | 249 |
最高出力 | 36ps/12,000rpm |
最高トルク | 2.3kgf・m/10,000rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
始動方式 | セルフ式 |
実車をまじまじと見て、「やっぱりヤマハのバイクだなあ…」と嘆息。
とにかくかっこよくて、ずっと見ていられます。
ヤマハのバイクに浮気するほど甲斐性がないので指をくわえて見ているしかないのが残念…。
みんなのインプレッション
「燃費も良いし、車体価格も妥当だと思うので車検を敬遠する人にはもってこいのバイクだと思います。
街乗りや山道のワインディングを楽しむステージが、このバイクの棲息域ですね。
250ccに偏見を少し持っていた自分ですが、良いバイクです!」「ややリアサスが固い気もしますが、気にはなりません。薄く見えるシートも形状がいいのか?長距離ツーリングでも尻が痛くなる事もありません。」
「ブレーキのタッチがやや心もとない以外は何の不満も感じません。スリムな車体はすり抜けがしやすく、またワインディングでは旋回性も良く乗っていて楽しい。遊べます。何気に14L入るタンクもうれしい。」
「良く走るしコーナーでもとても安定感がある。タンクが大きい為非常にニーグリップがしやすい。個人的に教習車のCB400より乗りやすい。ただエンジンブレーキが弱くて、2速からやっと効き始める様な感じで、ブレーキだけが唯一の不満。まあまあ握らないとブレーキも効かないので純正パッドが悪いのかも?
私は慣れたので問題無いが、色んなバイクに乗った人は気になるかもしれない。」「高速巡航(6速7000回転100km/h)でも不快な振動なく走れる。
追い越しはしたことがないので不明。
加速域で使う4速までは高回転にすると振動がある。特に股間付近。」