GBと言えばクラブマン…ホンダシングル空冷エンジンの血統

60年代のスタイルとシングル空冷エンジンの絶妙な組み合わせで大人気を博したホンダ「GB250クラブマン」

現在、ホンダ「GB350」が大人気となっています。

GBといえば、今から30年近く前に、その先祖とも呼べるトラッドスタイルを具現化したちょっとレトロなモデルのGB250クラブマンを思い出す人も少なくないでしょう。

トラッドスタイルというよりも、ストレートにオールドスタイルといってもいい風貌。

GB350が注目を浴びている現実についても、オールドユーザーにとっては晴れがましい思いもあるのではないでしょうか。

ホンダGB250クラブマン

1960年代の伝統的なスタイルに搭載されるエンジンは空冷単気筒249cc。

しかし、そこはホンダらしく、理想的な半球形燃焼室を4バルブで実現する「RFVC」システムを採用。

吸・排気それぞれのバルブ径を拡大し、センタープラグ方式を実現しています。

優れた燃焼効率と吸排気効率を得たDOHCシステムの採用で、単気筒ながら最高出力30PSを9500rpmで発揮。

1リッターあたり120馬力を超すハイパワーを可能にしたバイクなのです。

ホンダ「GB250クラブマン」は1983年12月発売(1997年販売終了)。

当時の車両本体価格は、37万9000円でした。

軽量・高剛性のセミダブルクレードル式のフレームを採用。

エンジンのヘッドカバーやクランクケースカバーにはつややかなバフ仕上げを施す。一文字型バーハンドルや、後方配置のステップ位置、前後18インチのスポークホイールなど、古き良きスタイリングが魅力でした

スペック

全長:2015mm
シート高:780mm
ホイールベース:1360mm
タイヤ(F/R):90/90-18(F)/110/90-18(R)
車両重量:145kg
エンジン形式:MC10E・空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒
排気量:249cc
最高出力:30PS/9500rpm
最大トルク:2.4kgm/8000rpm
ミッション:6段リターン式
燃料タンク容量:17.0L

GB250ユーザーの声

「 片道400km/日の夏場長距離ツーリングで熱ダレしまくるも、ピストン一本で生きて帰っ てきた。前日オイルの交換正解。ビバ・モチュール。あの時は「よく頑張った、相 棒・・・」と感動した。ちなみに、翌日はさらさらオイルに変質してドレンから流れてた。
初心者に優しい、凄くいいバイク。でもシンプルさに独特の魅力がある。重量車に乗り 換えても、絶対売らない。」

「レトロな雰囲気とエンジンの鼓動、操縦するというバイク本来の楽しみを求めるならばこれ以上ない逸材、愛着がわくと他の速いバイクに乗ってもなぜかプラモのように感じて気持ちが冷めてしまう独特の魅力がある、この排気量で満足できるバイクは他には数える位しかないだろう。」

「下手ライダーなんで目立つ赤のボディは実は恥ずかしい。 もっとうまくならねば。
白いさび?が多くて近目でみるとぼろい。 なんだかんだ言いつつも気に入っています。
下道限定でのんびり走 り続ける予定です。せいぜい100キロしかでないので高速は走りま せん!運命な出会いに乾杯。
初期費用がかからなかった分、あれこれゆっくり整備していこうと思ってます。」

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