シャドウスラッシャーの発売は2000円2月です。
ベースとなったのはシャドウ400(97年3月登場)です。
アメリカンをさらに最新トレンドに変更したバイクでした。
どんなバイク?
アメリカンをアメリカンに??
変な感じですが、さらに洗練されたアメリカン…といったらいいのでしょうか。
内外装ともに大きく変更されています。
エンジンは水冷4ストVツインは同じなのですが、スラッシャーはさらにインポート径を絞って、低中速域のトルク感を向上させています。
排ガス規制に対応するために、エアインジェクションシステム(排出ガス浄化システムのこと)とマフラー内に筒状の触媒であるHECSを採用しています。
外観については、車高が低くて長いといった「ロー&ロング」なデザインとなっています。
よりアメリカンなイズされた外観です。
シャドウ400がクラシカルな外観だったため、ベースは同じといいながらもかなり違ったバイクに仕上がっています。
エンジンについて追記すると、同じエンジンですが、点火タイミングをずらすことでワイルドな車体らしい鼓動感が演出されているそうです。
同じエンジンでも設定次第でいろいろ変わってくるんですね。
シャドウスラッシャーは登場してカラー変更などが行われたくらいで、2008年のモデルが最終となりました。
“シャドウ”自体は残り、同年の11月に登場した、シャドウカスタム400がスラッシャーの実質上の後継モデルとされています。
シャドウスラッシャーのインプレッション
シャドウはスティードの後継モデルという認識です。
なので、スティード→シャドウ→シャドウスラッシャーという系譜になるのでしょうか。
※シャドウとシャドウスラッシャーは平行発売です。
アメリカンにそれほどこだわりがないので(嫌いじゃないです)シャドウとシャドウスラッシャーの違いがよくわかりませんでしたね。
カタログ値などを見ると、スラッシャーのほうがロングです。
車高も若干低いので、“ロー&ロング”なのでスラッシャーのほうが若干かっこよく見えます。
といっても、そこまで変わらないんですけどね。
自分にはアメリカンは合わないなとずっと思っていたにもかかわらず、スタイルのかっこよさにはあこがれめいたものを持っていました。
買うならハーレーだよね…なんていきがっていた時期(2000年代)でもありました。
それでも、当時バイク初心者にとってはニーグリップしないバイクには怖さを感じたのも事実。
逆にニーグリップしてアメリカンに乗るとかっこわるいことこのうえなかったですから。
そのような中で、かっこいいなと思ったバイクがシャドウスラッシャーです。
大きくて取り回しもしにくいし、アメリカンならJAZZかな…なんて思いながら、原付なのでこれも断念。
そんなJAZZが大きくなったようなスラッシャーにすごく憧れたんですけどね。
シートが低くてかっこいい反面、跨がってみると視界というか視点が低いこわさがありました。
散々書いてますが、スラッシャーには試乗したこともなく…。
ホンダで試乗する機会もあったので、乗らなかった後悔がかなり強いですね。
2000年代はホンダドリームやカワサキプラザに毎週のように通ってたので、「乗ってみる?」なんて言われる関係性が築けました。
とはいっても、そこは初心者なので“こかしたらお買い上げ”といった脅迫めいた呪文に恐怖を感じていた時代。
まあ、ホントに乗りたいバイクは乗ってたんですけどね…。
アメリカンバイクはかっこいいけど乗りにくい…そんなイメージです。
教習所で卒業祝いにハーレーに乗らせてもらえるんですが、そのときの恐怖心が残ってるからでしょうね。
シャドウスラッシャーのスペック
NC40型シャドウ スラッシャーの諸元 | |
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画像は本田技研工業より引用 |
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車両型式 | BC-NC40 |
お値段 | 629,000円 |
排気量 | V型2気筒398cc |
最高出力 | 33PS[24kW]/7500rpm |
最大トルク | 3.6kgm[35Nm]/5500rpm |
60kmh燃費 | 40.0km/L |
全長幅高 | 2310mm/795mm/1060mm |
面積&体積 | 1.836m²/1.947m³ |
地上&座面 | 130mm/645mm |
車両重量 | 232kg |
タイヤ | 前:110/80R19 後:160/80R15 |
ブレーキ | 前:ディスク 後:ドラム |
スラッシャーはシャドウをカスタムしたバイクという位置づけていいそうです。
コンセプトの“ロー&ロング(より低く長く)”というのが好きでしたね。
スラッシャーという名前も好きでした。
それだけに、後継モデルが“シャドウカスタム400”ということで、スラッシャーという名前が無くなったのが不満でしたね。
みんなのインプレッション
「この重量感、質感も最高。400マシンには見えないですね。また、マフラーが太くストレートでデザインがいい。メッキ部品が多くて、天気の良い日はキンキンギラギラ光ってます。400なのにエンジン本体がでかくて貫禄物です。50~60kmまでの音は鼓動感があり、それ以上はマルチ4発に近いかな。ゆっくり景色見ながら走るように考えてくれてるのかな。アイドリング発進が楽に出来る、400ネイキッドではこうはいかない。」
「週に数回のちょい乗りから、たまにロングツーリングに行ったりと趣味での使用です。 見た目が気に入って買ったので、同じくデザインが好みの人にはオススメです。」
「重たいですが中・低速設定のエンジンの恩恵&ミッションのギア比の設定のおかげで加速フィールは良く、
ロングホイールベース&重量からなる直進安定性、低重心感は抜群に良いです。」「持ってるだけで満足しちゃいます。庭でエンジン掛けて眺めてるとシアワセ(≧∇≦)」
「他車種とくらべますと、全長の長さと車高の低さのため、Uターンなどキツイです。しかしココ突っ込みすぎると『何のためにアメリカン購入したんだ?』ってなるので評価は普通の3 で。カーブをゆっくり曲がる時の安定性とゆっくり感覚のフィーリングが好きなので当方はアメリカンを所有してます。」