FZ6フェザーは2004年の登場です。
ハーフカウル仕様のFZ6フェザー
2004年に登場したハーフカウル仕様のFZ6フェザーに対して、ネイキッドのFZ6との同時発売でした。
どんなバイク?
エンジンはYZF-R6の600cc水冷並列4気筒を搭載しています。
もちろんそのままのエンジンではなく、フェザー寄りのセッティングとなっていますが、心臓部がSSエンジンというのがなんともロマンがあります。
2007年には大幅な仕様変更が行われます。
FI化は流れとしては当然の変更となりました。
他には、剛性バランスを見直したスイングアーム、モノブロック4ピストンキャリパーなどを採用したS2(スペック2)へと進化します。
そして、最高出力は98PSを発揮することとなったのです。
600ccのフルパワーであり、国内では必要十分すぎるパワーであったのは間違いないでしょう。
それでは、良く売れた?と聞きたいところですが、国内での売上はさっぱり…とまではいかないまでも、なかなか売れないバイクです。
一方で欧州では良く売れています。
このあたりが難しいところですね。
日本では600ccは大型バイクの括りになってしまって、600ccは中途半端すぎるところがあるようです。
欧州ではミドルバイクの扱いなので、使い勝手の良いバイクというカテゴリーになるのでしょう。
良いバイクですし、かっこいいし、売れてもおかしくないバイクだと思うのですが、ヤマハだし…。
理由としては、国内仕様(国内向け)のモデルではなく、海外向けであり、日本で手に入れるには逆輸入が必要なこともネックとなっているのかもしれません。
600ccでフルパワーとなれば、街乗りはもちろん峠や高速道路など、オフ以外はどこでも快適に走ることのできるオールラウンドなバイクです。
SS譲りですからサーキットで走るのも良いでしょう。
日本でもっと売れても良いバイクだと思うのですけどね。
海外向けだからか、シート高が高いのがネックなのかも…。
FZ6-Sフェザーのインプレッション
ヤマハらしくてかっこいいバイクですね。
本来ツアラーが好きだったんですが、フルカウルといった戦闘態勢よりも、ハーフカウルっぽいスタイルに惚れました。
フェザーいいな…なんて思ったのは1,000ccのフェザーを見たときだったような…。
その後、CBにもハーフカウルタイプのボルドールが出たので、そっちに興味がいってしまいましたね。
排気量の中では600ccのバイクが注目を集めているようです。
今でもミドルクラスといえば400ccバイクという人が多いと思うんですが、世界的には600ccがミドルクラス、いうなればオールマイティなバイクのようです。
欧米には400ccクラスのバイクとか、そもそも中免がありませんからね(あったらすみません)。
日本でも大型免許を持っていたら、400ccよりも600ccバイクを選択するほうがベターかなとは思います。
そういった意味でも、FZ6-Sフェザーは気になったバイクでしたね。
今は、そこまでほしいというバイクではなくなったのですが、機会があったら乗ってみたいかも。
FZ6-Sフェザーのスペック
モデル名 | FZ6 Fazer S2 | |
---|---|---|
年式 | 2009 | |
仕向地 | 南アフリカ | |
エンジン | 種類 | 4ストローク・水冷・DOHC・4バルブ |
気筒数・配列 | 並列4気筒 | |
総排気量 | 600cm3 | |
内径×行程 | 65.5×44.5mm | |
最高出力 | 72kW(98PS)/12,000r/min | |
最大トルク | 63.1N・m(6.4kgf・m)/10,000r/min | |
始動方式 | セル式 | |
変速機形式 | リターン式6段 | |
変則比 | 1速:37/13(2.846) 2速:37/19(1.947) 3速:28/18(1.556) 4速:32/24(1.333) 5速:25/21(1.190) 6速:26/24(1.083) |
|
一次減速機構 | ギア | |
一次減速比 | 86/44(1.955) | |
二次減速機構 | チェーンドライブ | |
二次減速比 | 46/16(2.875) | |
気化器 | 電子制御フュエルインジェクション | |
燃料タンク容量 | 19.4リットル | |
車体 | 全長×全幅×全高 | 2,095×750×1,210mm |
シート高 | 795mm | |
軸間距離 | 1,440mm | |
装備重量 | 207kg | |
懸架装置 | 前 | テレスコピックフォーク |
後 | スイングアーム | |
制動装置 | 前 | 油圧ダブルディスク(有効径266mm) |
後 | 油圧シングルディスク(有効径211mm) | |
前 | 120/70ZR17MC(58W) | |
後 | 180/55ZR17MC(73W) | |
その他のスペック | イモビライザースイッチ | ○ |
ハザードランプ | ○ | |
スピードメーター | km/h |
バイクライフも長いことはないのですが、ヤマハだけは縁がありませんでしたね。
ワイズギアは値段が手頃でヘルメットも買ったりしていたのですが、バイクはとんと縁が無く…。
それでも、年に1回程度ある試乗会にはいそいそと出かけていました。
ホンダやカワサキがよくやる教習所での試乗会ではなく、干拓地のだだっ広いところにコーンを置いたりして作ったコースは広々として思いっきり乗れて好きでしたね。
そのときにフェザーにも乗りました。
台数が少なかった、というか1台しかなかったので、順番待ちが大変だったような記憶があります。
乗った感じはコンパクト、ではなかったような600ccバイクにしては大柄でしたね。
聞けば、1,000ccと車格はほとんど変わらないとか。
やっぱり欧州向けの仕様なんだなと思いました。
それでも、ヤマハのバイクはどこかスタイリッシュでみんなが乗っている様もかっこよかったです。
こういうビジュアル的な部分をヤマハは磨いてきたんだろうなって思いましたよ。
みんなのインプレッション
「コストパフォーマンスが高い。カラーリングが美しい。98psはちょうど良い、使い切れるパワーだ。ハンドリングも素直でよく曲がる。」
「燥重量189kg、最高出力95HP(11500rpm)、最高トルク6.2kg(9500rpm)、の性能でこみこみ80万円ちょっとでした。今までずっと400ccだったので、ほぼ同じ車重で53馬力から95馬力になったわけで、十分な加速力です。
できるだけ安くパワーがあって、ポジションがきつくないものということでこれになりました。
操縦性も素直でよく曲がり満足です。色は赤ですが400のFZの赤とは微妙に違い品のある渋い色。
足つきはまあまあ。174センチのわたしで、ほんの少しかかとが浮きます。
まず同じ単車に乗ってる人に会いません。(うれしいような淋しいような)いままでずっとレーサーレプリカだったので、ポジションが楽になり、ゆっくり走ってもあまりストレスを感じなくなりました。(年齢もおやじになってきました)
ふけ上がりがフラットで扱いやすい。」「400クラスの車体で軽量 取り回しも楽
22リッター入るガソリンタンク。
ツーリング時は満タンにすれば400kmは確実に走ります。
燃費は以前乗っていたCB400SFスペック3と変わらないです
意外に正確な燃料計。
エンプテイの少し上で警告ランプが点灯する前に給油してますが毎回17リッターの給油です
ハイパワー(95ps)で小さいけどカウル付きなので高速道路も楽々。
峠でもよく曲がるのでオールマイティーに使えます
シート下の小物入れ カッパやパンク修理キットなど結構入ります」